活動日誌−服部こうき
【24.05.01】三重県は「みえ30人学級」を掲げているのに亀山西小の1年生は69人で2クラス おかしい
三重県が「みえ30人学級」を掲げながらこの21年間、「25人下限」で30人を超える学級が残され続けていることは重大だ
亀山西小の1年生は4月時点で69人で2クラス。
三重県は「みえ30人学級」を掲げているのに30人を超える35人と34人の2クラスになった。
なぜなのか?
三重県の独自制度「(1クラス)25人下限」があるため、3クラスにすると23人ずつとなり、25人を下回り「25人下限−25人以下の学級はダメ」に引っかかるからだ。
国の「35人学級」では、1学年36人の児童数の場合、18人ずつの2クラスでもいい(下限は設けていない)のに県は「25人下限−25人以下の学級はダメ」という独自の制度を作っている。
これが弊害を生んでいる。
三重県教育委員会の言い分は、「下限25人は限られた財源(予算)でより多くの学級を少人数にするため」で、この下限をなくすには相当数の教員が必要で廃止は難しいということらしい。
しかし三重県が「みえ30人学級」を掲げながらこの21年間、「25人下限」で30人を超える学級が残され続けていることは重大だ。
さらに今の教育が抱える様々な問題の解決には、児童、生徒ひとり一人を丁寧に見る少人数学級が基本であり、「みえ30人学級」を掲げる以上「25人下限」で学校間で不平等が生じないようにすべきだ。
「25人下限」を撤廃し、真の「みえ30人学級」を実施すべきだ。