活動日誌−服部こうき

【24.04.24】地域公共交通についての議員研修会 「公共交通は赤字」は世界の常識

「自力で高校通学ができない地域は15歳で流出する(それも家族ごと)

昨日は議会の議員研修会。
テーマは「地域を支える公共交通システムはどういうものか?どうやってつくるか?」で、講師は加藤博和名古屋大学大学院環境学研究科教授。
テンポ良くズバリと話され、大変参考になった。

特に印象に残った点を書いてみる。
まず、地域公共交通に関するよく見受けられる意見を9つあげ、「全て間違い」だと断じ、そこから持論を展開する。
地域公共交通といえば「高齢者のため」というのがまず、頭に浮かぶが大事なことは、「公共交通コアターゲット3K(子ども「高校生」・高齢者・観光客)をサポート」し、特に「自力で高校通学ができない地域は15歳で流出する(それも家族ごと)」と。
「子どもが自由に動けることは、実は地域存続のためにすごく大事なこと」だという。

『地域の基盤として必要だから地域で支えるのが当然』、『エレベーター・エスカレーターと何が違うか?』

次に印象的だったのは、「今は公共交通に乗らないけど、将来クルマを運転できなくなったら利用したい」−これは「あり得ない」と断ずる。
公共交通よりクルマが便利だから利用しているのに、バス停まで歩いたり、ダイヤを調べたりと面倒な公共交通を利用するだろうかと。

つまり「クルマが運転できなくなった時に公共交通が利用できるはずがない」、「つまり、その時が自由に外出できなくなる時」だと。

最後に『「公共交通は赤字」(3割の利用で成功だと考えていい)は世界の常識(東京・大阪が異常)』、『地域の基盤として必要だから地域で支えるのが当然』、『エレベーター・エスカレーターと何が違うか?』と。
エレベーターに乗れば次の階に行けて新たな世界が広がり、出会いがある。
公共交通も同じで、それを利用することで「お出かけ」ができ、地域が生きる。
そのための費用は健康保険の保険料のようなものだと。

結局、地域でよく議論し自分たちが利用したくなる公共交通をつくり、地域全体で「乗って残す」取組が大事だということだと感じた。

最初に書いた「よく見受けられる意見を9つ」(全て間違い)の一つに、「必要性は運賃採算性(収支率・営業係数)で判断すべき」があがっている。
よく「何人乗車しているのか」、「採算はどうか」などと議論しがちだが、そもそも「公共交通は赤字」は常識であり、「地域の基盤として役立っているのか」や「地域の実態に合った運行になっているのか」が問われるべきだと。

結局、地域でよく議論し自分たちが利用したくなる公共交通をつくり、地域全体で「乗って残す」取組が大事だということだと感じた。

(追記)今期の総務委員会の調査・研究のテーマがまさにこの地域公共交通。
今回の研修会はそのためにも役立つものだった。

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