活動日誌-服部こうき
【24.10.01】昨日の総務委員会で自由討議 委員の共通認識が得られた
中止した1回目の入札も、2回目の入札も1社しか応札していないが、なぜ今回の入札は良とするのかとの質疑
昨日の9月議会最終日に、議案第74号「工事請負契約の締結」が追加上程された。
この議案は、防災情報伝達システム整備工事について、令和6年9月19日付けで仮契約したため、議会の議決を求めるもの。
総務委員会の質疑と答弁では、『中止した1回目の入札も、2回目の入札も1社しか応札していないが、なぜ今回の入札は良とするのかとの質疑があり、これついては、1回目の入札は、官製談合疑いの情報があったこと、また、2社のうち1社が辞退したことで競争性が確保されないことから中止としたが、談合の事実はなく、また今回は一部の資格要件を変更したことで、入札に参加できる業者も増えているため、競争性は確保できているとの答弁でありました。』(総務委員会委員長の報告より)などの議論を経て可決された。
以下はこの日の総務委員会委員長の報告(抜粋)。
「なお、この議案については自由討議を行い、入札の経緯が不透明であることから、今後、同じようなことが起こらないよう入札制度について、市民によりわかりやすく、また、競争性が担保できる制度として見直しを行うべきであるとの共通認識を確認しました。」
私は質疑を通じて今回の入札の不透明さを感じたが、何らかの不正があったという根拠もないとしながらも今回出された入札制度の「不透明さ」は見直すべきだと指摘した。
今回、質疑終了後採決までの間に自由討議を行い、各委員が意見を述べたことで委員長報告にあるように、『(委員間の)共通認識の確認』ができた
この自由討議とは、議会基本条例で次のように規定している。
『第5章 議員間の自由討議
第16条
議員は、市政に関する重要な政策及び課題に対して、議会としての共通認識の醸成を図り、合意形成を得るため、積極的に議員相互間の自由討議に努めるものとする。』
そしてこの自由討議についての逐条解説では、『議会は、討論の場(言論の府)であるとの原則から、議会の会議は、議員間の自由討議を中心とした運営に努めていくことを規定しています。
また、自由討議を推進し、議員間において多様な議論を重ねることで、議会としての共通認識の醸成、合意形成を構築するとしています。』
滅多に行われない自由討議だが、今回は敢えて自由討議を提案したが、各委員の合意が得られ実施することになった。
今回、質疑終了後採決までの間に自由討議を行い、各委員が意見を述べたことで委員長報告にあるように、『(委員間の)共通認識の確認』ができた。
やはり活用すべき制度だ。