活動日誌-服部こうき
【16.11.09】博多駅前の道路陥没で浮き上がったリニアトンネルの危険性
東京、神奈川や名古屋など大都市の地下(地下40m以深の大深度と呼ぶ)にトンネルを掘る
「陥没が起こる前に通行止めの措置を取った」-この判断は迅速で正しかった。
昨日、博多駅前で起きた交差点での大規模な道路陥没事件のことだ。
この事件の報道の中で、地質学者が地下の地層は直線的に積み重なってはおらず、起伏があり場所によってこうしたことが起こる所が点在していると述べていた。
このニュースを聞いて最初に思ったのが、全線の85%をトンネルとするリニアの地下の工事だ。
東京、神奈川や名古屋など大都市の地下(地下40m以深の大深度と呼ぶ)にトンネルを掘る。
その上リニアは構造上、直線でしか走れないため、問題のある箇所を避けて曲げて建設するというような器用なことができない。
JRは今回の事故とリニアの工事との関係について、「工法が違うので問題ない」としているが、果たしてそうだろうか。
今回の事故は、85%をトンネルとするリニア工事の危険性を浮き上がらせたのではないか。