市議団の動き−お知らせ
【23.09.25】今日の本会議(閉会)で党議員団を代表して福沢議員が行った一般会計決算の認定に反対する討論
櫻井市長は現況報告で『財政の健全性は確保された』と言いましたが、市は決算審議で財政が悪化していることを認めました。
今日の本会議(閉会)で党議員団を代表して福沢議員が行った一般会計決算の認定に反対する討論の全文。
なお、この議案は認定に反対が4人で認定されましたが、賛成討論はありませんでした。
日本共産党を代表して議案第45号令和4年度亀山市 一般会計歳入歳出決算の認定について反対の立場で討論します。
櫻井市長は現況報告で『財政の健全性は確保された』と言いましたが、市は決算審議で財政が悪化していることを認めました。
令和4年度一般会計の決算は、第2次総合計画後期基本計画の初年度となる決算で、引き続き新型コロナウイルス感染症への対応が問われました。
ところが新型コロナウイルス感染症対策「総合対策パッケージ」を展開したと言いますが、代表質疑で明らかになったように、その財源は国からの交付金であり、市独自の財源での施策は皆無でした。
今も感染は広がっており、市民のそして職員の命を守ると言う観点で更なる対策が必要と考えます。
令和4年度は後期高齢者の医療費窓口負担割合の増や、市の福祉医療費に所得制限が一部入れられるなど、コロナ禍の中で暮らしも健康も心配な年でありました。
代表質疑で確認しましたが、まだ半年のことではっきりとはわからないものの、影響はある様子が見てとれました。
またJR亀山駅周辺の再開発事業の終了と新図書館の開館に多くの予算が割かれていましたが、亀山駅周辺整備事業には18億 1394万円、新図書館整備事業には10億4653万円の決算となりました。 さらにリニア中央新幹線整備促進事業に1,073万円、リニア中央新幹線亀山駅整備基金に5,000万円を積み増しがされるなど 相変わらずの大型事業優先の決算となりました。
このような情勢の中、これら社会福祉は、子ども医療費の無償化や窓口無料の拡充なども含め豊かに広げていくことが求められるものです。
またJR亀山駅周辺の再開発事業の終了と新図書館の開館に多くの予算が割かれていましたが、亀山駅周辺整備事業には18億 1394万円、新図書館整備事業には10億4653万円の決算となりました。
さらにリニア中央新幹線整備促進事業に1,073万円、リニア中央新幹線亀山駅整備基金に5,000万円を積み増しがされるなど 相変わらずの大型事業優先の決算となりました。
しかし切実な市民要望には、財源がないこと、将来的な財政不安を理由に十分な事業実施がなされませんでした。
ほんの一例ですが、学校の施設について、老朽化が進み(建て替えや修繕の計画も追いつかず)現場では教員も子どもも困っています。
長年の懸案であった中学校給食、やっと具体的に給食センターの建設が決まったのに前向きで具体的な計画や検討はなく、給食費の無償化も進みませんでした。
児童センターのトイレ等の改修もされないまま放置されています。
待ち望まれる児童発達支援センターもほとんど進んでいません。
また、市民の暮らしを守る最前線で仕事をする職員体制ですが、正規職員と非正規の会計年度任用職員の割合が相変わらず半々であり、国が進めるケア労働者の処遇改善もほとんどされませんでした。
報酬単価が低いことも指摘いたしましたが認めることもありません。
定員適正化計画で謳った「真に必要な職種には正規職員を配置する」ということがまだまだできていません。
以上の通り、大型事業優先で、 切実な市民要求に十分応えない問題のあるこの議案には反対 するものです。
議員各位のご賛同を求め討論といたします。