活動日誌−服部こうき
【26.07.10】総務委員会協議会で川口淳三重大学教授を迎えた講演会
今期の総務委員会では、「市庁舎建設について」をテーマに調査、研究をしており、専門家の意見を聴き総務委員会との意見交換をしたいという趣旨で開かれた
7月8日に総務委員会協議会が開かれ、川口淳三重大学教授を迎えた講演会があった。
テーマは「巨大災害に備える 〜災害を前提とした公共施設の在り方は?」だ。
今期の総務委員会では、「市庁舎建設について」をテーマに調査、研究をしており、専門家の意見を聴き総務委員会との意見交換をしたいという趣旨で開かれたもの。
川口淳三重大学教授が講演の最初に取り上げたのが、昨年9月12日の大雨で水没した四日市市地下駐車場問題。
「名古屋地方気象台によると、四日市市で12日夜、1時間降水量として観測史上最大となる123.5ミリを記録した。」―これは当時のニュース。
今はこうした過去に経験がないような災害が全国で起きており、亀山市でも起こり得ると考えて防災対策をすべきだと感じた。
「これまで100年に一度という災害はより危険度が高くなり、数百年に一度の災害が頻発していることをどうとらえるか?」という問題提起
川口教授は、「我が国の防災対策の背景と現状」や「南海トラフ地震」、さらに「本音のBCP策定」について分かりやすく語っていただいた。
最後に今日の中心課題である「公共施設の被災と建設のトレンド」というテーマに入り、県内の御浜町や伊勢市での防災に備えた公共施設の移転、建築の例を話していただいた。
まとめとして「・災害は想定通りには発生しない」(これは四日市市の例で分かる)、「・できる限り色々なイメージを持ち、臨機応変に自分で対応する能力が必要」、「現代の公共施設は、100年先を見越して建設することが重要(用途転用もあり得る)」とし、「これまで100年に一度という災害はより危険度が高くなり、数百年に一度の災害が頻発していることをどうとらえるか?」という問題提起をされた。
自分自身の問題として考えた場合、全国各地で過去に経験したことのない災害が起きており、「千年に一度だから大丈夫」とはならないというのが私の意見
この講演を聞いて思い出したのが、2024年9月議会での櫻井市長の答弁。
一般質問で高島議員が新庁舎建設問題を取り上げ、建設予定地が浸水想定区域であることを指摘したのに対して櫻井市長は、この浸水想定は鈴鹿川の千年に一度の災害を想定したものという趣旨の答弁をし、あたかも千年に一度だから問題ないと取れる答弁をしたことだ。
この「千年に一度」というのは確率の問題であり、一度起きれば千年は起きないという意味ではなく、明日起きることもあるというのが確率論だ。
その上で、川口教授がまとめで投げかけられた「数百年に一度の災害が頻発していることをどうとらえるか?」を自分自身の問題として考えた場合、全国各地で過去に経験したことのない災害が起きており、「千年に一度だから大丈夫」とはならないというのが私の意見だ。
川口教授の講演を聴いて私が感じたのは、ハザードマップで0.5m以上の浸水想定地域(亀山駅周辺)にわざわざ市庁舎を建設するというのは、防災の立場からはあり得ないということだ。






