活動日誌−服部こうき
【25.08.31】「亀山市人口ビジョン」(骨子案)が示された わずか8年で人口推計が「5万人をほぼ維持」から「42,300人へ」と大幅に修正へ
結論から言えば、2017年に策定した人口ビジョンでは、2060年に概ね5万人を確保という展望を示していた。
次期総合計画を立てる上で人口がこの先どうなっていくかは重要なことだ。
昨日のブログで次期総合計画基本構想(骨子案)の「社会経済情勢の変化」の一つとして「人口減少・少子高齢化の進行」があり、次のような懸念、問題点が書かれている。
「労働力の低下や社会保障費の増加等が景気の減退・悪化を引き起こし、それらが現役世代の個人消費や新たな世帯構成の障壁となることで、出生数が減少するという人口減少の連鎖や国力の衰退につながることが懸念、核家族化が一層進むとともに、単身世帯や高齢者単身世帯、ひとり親世帯の割合が高まることが見込まれるため、社会的に孤立する世帯の増加が懸念」
今回、次期総合計画基本構想(骨子案)と同時に、「亀山市人口ビジョン」(骨子案)が示された。
亀山市の人口がどうなっていくかを予測しながら総合計画を立てることは大事だ。
この「亀山市人口ビジョン」は、2017(平成29)年2月に策定されたものの改訂版になる。
結論から言えば、2017年に策定した人口ビジョンでは、2060年に概ね5万人を確保という展望を示していた。
新たな「亀山市人口ビジョン」(骨子案)によれば、大きく予測が狂った要因として「合計特殊出生率」をあげている。
今回示された「亀山市人口ビジョン」(骨子案)によれば、前回の策定時からわずか8年で人口推計が「5万人をほぼ維持」から「42,300人へ」と大幅に修正する。
この当時、2020年2月6日にブログでこの見通しを批判する一文を書いた。
詳しくはブログを読んで欲しいが、結論だけ言えば「人口が減少するという前提で組み立てるのか、現在の人口をほぼ維持できるとして組み立てるのかで全く方向性が違ってくる。」とダブルスタンダード(二つの矛盾する基準を使い分け)であると書いた。
新たな「亀山市人口ビジョン」(骨子案)によれば、大きく予測が狂った要因として「合計特殊出生率」をあげている。
2017年には2023年の合計特殊出生率の設定値を1.72としたが、2023年の実績は1.26にとどまった。
しかも2017年の時点でも、その後明らかになった実績値が1.32(2017年の設定値は1.66)と策定時点で大きな開きがあったことも明らかになっている。
現在亀山市の人口は49,000人程度だが、35年後の2060年には42,300人へと6,700人も減少することになる。
現在亀山市の人口は49,000人程度だが、35年後の2060年には42,300人へと6,700人も減少することになる。
この「亀山市人口ビジョン」(骨子案)では、「長期的には、次世代産業等の立地や鈴鹿亀山道路インターチェンジの設置、リニア中央新幹線三重県駅の設置等に伴う産業集積や居住の促進等により、人口の社会増が期待できるところであるが、現時点においては、これらの波及効果による具体的な試算はできないことから、将来推計人口には反映していません。」と書いている。
しかしリニアが本当に開業できるのかどうかも不透明な中で、人口増を期待することはできない。
また企業誘致やインターチェンジの設置もあげているが、亀山市はこの数年で誘致企業は増えているし、新名神高速道路も開通したが、人口は減少している。
さらに言うならば外国人人口の増加(2020年当時人口に占める割合が約4%だったのが、2024年には5.19%に)が人口減少を少なくしている要因の一つになっている。
次期総合計画を議論する上で将来の人口推計はとても重要だ。






