活動日誌−服部こうき

【25.01.10】明日、市制施行20周年 合併の検証が必要

合併せずにやっていけるのになぜ合併するのか

明日、市制施行20周年を迎える。
旧関町と旧亀山市が合併したのが2005(平成17)年1月11日。

合併後20年を迎え、合併の検証をする必要がある。
2004(平成16)年4月27日の臨時亀山市議会で合併の議案が審議され、賛成多数で可決された。
この時に党市議団は、この議案に反対し討論を行った。

翌日のブログに次のように書いている。
『【04.04.28】市民の意思も問わずに合併議案を可決 来年1月11日に合併
昨日、関町との合併議案を審議する臨時市議会が開かれ、賛成多数で合併議案が可決されました。
党議員団は、3つの理由をあげ反対しました。
この日は10時から本会議を開催し、議案質疑では小川議員がこれまで指摘してきた問題をただし、その後開かれた総務委員会では、私が質疑を行いました。

反対の理由の1つは、市にとって最も重要な決定が市民の意思を問うことなく決められたことです。
田中市政は「市民参画」を方針に掲げていますが、これと明らかに矛盾する態度です。
2つ目は、法定合併協議会が示した財政シミュレーションでも合併せずに単独でも十分やっていけることが明らかなのに、あえて合併したこと、さらに合併した場合の方が合併特例債の償還など将来に大変な負担を負わせることになることです。
3つ目は、市民生活に重要な水道料金や中学校給食、国民健康保険税などのサービスや負担が合併後に先送りされ、合併後に市民から批判の声が上がることが十分に考えられることです。』

旧関町民の間では、合併を評価する声はあまり聞かない

この時に懸念事項としてあげた中学校給食は、合併直後には亀中と中部中でデリバリー方式で行われたが、喫食率が低いなど問題点が多かった。
市民の運動により、ようやくデリバリー方式をやめて市が調理施設をつくる方向へ方針転換をした。

ところがこの総合計画にまで位置づけた給食センター建設を急転直下、外部調理委託に方針転換してしまった。
つまり合併から20年が経過したが、中学校給食が行き着いた先は民間業者への丸投げだった。
酷いものだ。

旧関町では、合併後20年間に関西線亀山−加茂間が赤字により廃止に向けて動いている。
また唯一のクリニックが休業し、医療問題が深刻になっている。
さらに公共交通としてバスの利便性の悪さや乗り合いタクシーの利便性など移動手段にも大きな課題を抱えている。
旧関町民の間では、合併を評価する声はあまり聞かない。

市制施行20周年を祝うだけでなく、合併の検証こそ必要だ。

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る

亀山市議会映像インターネット配信 服部こうきのページへ 福沢みゆきのページへ

福沢みゆきフェイスブックページへ

福沢みゆきインスタグラムページへ

福沢みゆき友達申請

RSSフィード(更新情報)