活動日誌−服部こうき

【24.06.17】一般質問で新庁舎建設を取り上げた この評価に問題はないのか

「亀山駅周辺」が合計16.5点でトップ、2位が「市営住山住宅周辺」で14.5点となっており、その差はわずか2点

14日の一般質問で新庁舎建設を取り上げた。
市が選定した「亀山駅周辺」は本当に適地かと質したのに対して原田総務財政部長は「計画性、利便性、安全性、実現性、経済性の5項目の選定基準に基づき、将来を見据えて都市機能を生かした亀山駅周辺を総合的に判断した」と答弁した。
しかしこの答弁には納得できない。

「総合的に判断した」という候補地の客観的評価とは、計画性、利便性、安全性、実現性、経済性の5項目について「適している」○(1点)、一部適している△(0.5点)、適していない×(0点)で評価したもので、「亀山駅周辺」が合計16.5点でトップ、2位が「市営住山住宅周辺」で14.5点となっており、その差はわずか2点。

そこでこの評価に問題はないのかを見てみる。

まず他の候補地が建設地を特定しているのに対して、亀山駅周辺だけは広いエリアでしか示していない。

まず他の候補地が建設地を特定しているのに対して、亀山駅周辺だけは広いエリアでしか示していない。
そのため、例えば計画性の「公共施設や商業施設・賑わい」では図書館からエコ−まで広い範囲で見るので「ある」となっているが、例えば亀山駅に近い所になれば「商業施設・賑わい」はほとんどないからこの評価は変わってくる(これにより評価が下がるのを食い止めている?)。

また安全性で「浸水想定区域」と「液状化危険度エリア」があるが、文化会館付近と亀山駅に近い場所では評価変わるが、この評価表では、「一部ありで△」となっている(これにより評価が下がるのを食い止めている?)。
もし文化会館付近と場所が特定されれば、「浸水想定区域」と「液状化危険度エリア」のため「×」となり、0点の評価となる。

さらに特定の場所ではなくエリアで示したのは、今後民間の用地を買収するためだとしているが、候補地の一つである「天神・海本地域」は、すべて個人の農地であるのに場所を特定している(個人の土地に勝手に絵を描いている)。
理屈に合わないではないか!

この評価は「亀山駅周辺」を1位とするために作られたものだと言えるのではないか!

もう一つ、計画性では立地適正化計画や都市計画などで「適している」○(1点)が多く、他の候補地と比べて得点を稼いでいる。
しかしこの計画性での評価はほとんど意味がない。
なぜなら市はこれまでも新たな開発や施設が出来るとそれに合わせて用途地域などの都市計画を変更するからだ。

つまり新庁舎が出来れば、都市計画をその場所をそれに合うように変更することになり、適していない×(0点)が「適している」○(1点)にころっと変わるのだ。

もしこの計画性という評価項目がなかったら「亀山駅周辺」は16.5点−5点=11.5点になり、「市営住山住宅周辺」は14.5点だからこちらが1位になる。

この評価は「亀山駅周辺」を1位とするために作られたものだと言えるのではないか!

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