活動日誌−服部こうき

【24.06.03】まさに出来レース  中学校給食調理等業務委託  1社のみでも成立

中学校全員喫食制給食を進めるにあたり、業務を委託する者の審査、特定を行う委員会を設置するため、別紙のとおり要綱を定めることについて、委員会の議決を求める

以下は4月の市教育委員会定例会会議録からの抜粋。

『教育長
議案第16号「亀山市中学校給食調理等業務委託業者選定委員会要綱の制定について」事務局の説明を求める。

教育部長
議案第16号「亀山市中学校給食調理等業務委託業者選定委員会要綱の制定について」についてであります。
提案理由としましては、中学校全員喫食制給食を進めるにあたり、業務を委託する者の審査、特定を行う委員会を設置するため、別紙のとおり要綱を定めることについて、委員会の議決を求めるものです。
詳細につきましては、総務課長より説明します。 (資料に基づき説明)

実際に公募してみないと分からない部分もありますが、仮に1社の提案であっても、評価基準における最低基準を満たせば、1社の随意契約として成立することとなります。

若林委員
これまでも様々な意見があったが、要綱制定について異議はない。
質問であるが、公募型のプロポーザル方式について、複数の応募があった場合は問題ないが、公募が1社の場合、または無か った場合について懸念する。
その場合も問題ないのか。
2点目、提案書を業者から提出いただき評価をするということであるが、この要綱に基づく委員の方たちは、プロポーザルの提案をされるときに、その場にはいるのか。

総務課長
1点目、実際に公募してみないと分からない部分もありますが、仮に1社の提案であっても、評価基準における最低基準を満たせば、1社の随意契約として成立することとなります。
一方、 逆に複数の業者が、例えば3社や4社の応募があっても、評価基準を満たさない場合は選考外となってしまいます。
2点目、業者のプレゼンテーションについては、委員7名の方に提案内容を見ていただき、また聞いていただき評価をしていただきます。

応募が無かった場合は、プロポーザルが成立しないこととなります。 そのようなことがないように、今まで、近隣の業者等にリサーチを進めており、応募が0社になることは現段階では想定はしていません。

教育長
応募が0社の場合の質疑についても回答を求める。

総務課長
応募が無かった場合は、プロポーザルが成立しないこととなります。
そのようなことがないように、今まで、近隣の業者等にリサーチを進めており、応募が0社になることは現段階では想定はしていません。(異議はなく、議案第16号は可決される)』

このプロポーザルについては、昨年11月26日のブログで「外部調理委託する業者の選定 プロポーザル方式が妥当か」という題で次のように書いた。

『一般的にはプロポーザルのデメリットとして、「落札のためにある程度の実績が必要なケースが多い」(今まで類似案件などで落札実績がない業者の場合、それらの加点を得ることができず、新規参入の業者が落札をするのが難しい要因の1つとなる)や「提案のため日数、コストがかかる」(事前にいかに提案内容(仕様書)を発注者側と詰め、発注者側のニーズを汲み取った提案ができるかが鍵になり、そのためにも相応の時間をかけて提案を準備する必要がある)ことが指摘されている。
新規参入の業者より実績のある業者の方が有利になり、提案のためには日数やコストがかかるので参加する業者が限られる。
もう一つ問題なのは一般的に入札の場合、1者入札でも有効とされる。
つまり、1者だけでもプロポーザルに参加してくれれば業者が決まることがある。
また決定にあたって評価点が問題になるが、何人かの委員が「主観」で判断するので評価が妥当かどうかの検証が難しい(恣意的な判断が入る余地がある)。』

まさに「出来レース」ではないか

「評価基準における最低基準を満たせば、1社の随意契約として成立する」と教育総務課長が答弁したのは、この指摘が当たっていたことになる。

さらに教育総務課長の「そのようなことがないように、今まで、近隣の業者等にリサーチを進めており、応募が0社になることは現段階では想定は していません」という答弁は、既に意中の業者があるという自信の表れなのだろうか。

まさに「出来レース」ではないか。

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