活動日誌−服部こうき
【24.05.19】基金残のうち18億円を充当すれば介護保険料は据え置きにできた
その上3月議会が終わって2ヶ月が経とうかというこの時期にやっと届けられたというのも異常なことだ
鈴鹿亀山地区広域連合から第9期介護保険事業計画(2024年度〜2026年度まで)の冊子がやっと届いた。
本来、3月の議会で審議された第9期計画に基づく2024(令和6)年度予算案などと一緒に提案されるべきものだ。
市で言えば総合計画なしにその計画に基づく予算案を審議するようなもの。
あり得ないことだ。
その上3月議会が終わって2ヶ月が経とうかというこの時期にやっと届けられたというのも異常なことだ。
第9期計画の介護保険料算定のところを見ると第8期計画期間(2021年度〜2023年度まで)で残った基金20億円のうち7億円を介護保険料引き上げの抑制に使っている。
その結果、第8期の介護保険料(基準額)が年額69,380円だったのが第9期は75,060円となり、年額5,680円もの値上げがされた。
私の計算では基金残のうち18億円を充当すれば介護保険料は据え置きにできた計算になる
しかし私の計算では基金残のうち18億円を充当すれば介護保険料は据え置きにできた計算になる。
この冊子につけられた「用語解説」には、基金とは「第1号被保険者(65歳以上の人)保険料において発生した剰余金等を積み立て」とあり、基金が被保険者が支払いすぎた介護保険料であると書いている。
当然この基金は次期計画時(ここでは第9期計画)に全額、介護保険料の引き上げを抑制、または引き下げの財源とすべきだということだ。
物価高騰など市民生活の大変さが考慮されていない介護保険料の算定だ。