活動日誌−服部こうき
【24.05.15】リニア工事で水位低下、岐阜・瑞浪市内の井戸など14カ所 JR東海認める「早急に上水道工事進める」
共同水源3カ所、個人方の井戸9カ所、ため池2カ所でそれぞれ水位が下がっていた
やはり起きた。
リニアはルートの86%がトンネルだから掘削工事をすれば当然、地下の水脈にぶつかり水脈を切ってしまう。
以下は今朝の岐阜新聞の記事。
『リニア中央新幹線のトンネル掘削工事が進む岐阜県瑞浪市で、大湫(おおくて)町内にある水道の共同水源や井戸など14カ所で水位の低下が起きていることが14日、JR東海や県などへの取材で分かった。
同社は「リニア工事の影響」と認めた上で13日夜に地元説明会を開き、井戸から上水道への切り替えや新たな水源確保などを同社の費用で行う応急措置について説明した。
掘削工事は継続するという。
県は同社に対し、原因の究明、抜本対策について報告するよう求めた。
同社によると、瑞浪市大湫町の地下には同市と恵那市武並町にまたがる日吉トンネル(延長14・5キロ)が通る計画になっており、掘削工事は既に町内へと達している。
今年2月下旬、同社が掘削予定地にある観測井戸3カ所の水位が下がっていることを確認したため、地域住民の了解を得て町内での調査を開始。
共同水源3カ所、個人方の井戸9カ所、ため池2カ所でそれぞれ水位が下がっていた。
同社は、昨年12月中旬と今年2月中旬に町内に掘られたトンネル内で湧水が発生したほか、周辺で他に地下水へ影響を与えるような大規模な工事が行われていないことなどから「リニア工事の影響と考えられる」と判断
同社は、昨年12月中旬と今年2月中旬に町内に掘られたトンネル内で湧水が発生したほか、周辺で他に地下水へ影響を与えるような大規模な工事が行われていないことなどから「リニア工事の影響と考えられる」と判断。
今月に入って県や市に調査結果を報告するとともに、住民向けに説明会を開いた。
同社によると、共同水源1カ所が使用できなくなっているため新たに水源となる井戸を掘削するほか、井戸水の減水が確認された家庭に対しては上水道を使うための工事費や水道加入料、維持管理費の増加分を同社が負担することなどを説明したという。
県環境管理課は岐阜新聞の取材に「(JR東海に)今後の減水の広がりについて注視させるとともに、減水の原因は何なのか、その上での抜本的な対策について報告を求めた」とした。
JR東海は「減水が確認されたご家庭には上水道を使用できるようにするための工事を順次、実施させていただいております。早急に上水道工事を進めるとともに、引き続きトンネル掘削との関係を調査して真摯に対応してまいります」とコメントした。』