活動日誌−服部こうき
【24.05.05】関町の鈴鹿海軍工廠関防空工場跡に説明板が設置された
関町の観音山公園の内にある戦争遺跡
関町の観音山公園にある戦争遺跡「鈴鹿海軍工廠関防空工場跡」に説明板が設置された。
これは市が2021年に「亀山市歴史的風致維持向上計画(第2期)」(国の認定を受けた)をつくり、その計画の中に「戦争の状況を物語る遺跡が数多く残されている」と記載されたことによるものだ。
「国の認定を受けたことでこの計画に位置づけられた事業が国の補助対象となる」
2021年7月の教育民生委員会協議会で計画に位置づけられたことの意味を聴いた。
7月30日のブログには、『市は、「国の認定を受けたことでこの計画に位置づけられた事業が国の補助対象となる」というメリットを明らかにした。
さらに続けて今回、計画に初めて「戦争の状況を物語る遺跡が数多く残されている」と記載された戦争遺跡の保存などの事業をどう進めるのか聞いた。
市は戦争遺跡の案内板の設置などを進めると答弁。』
今回、これがようやく形になった。
「戦争遺跡に平和を学ぶ亀山の会」が市との市民参画協働事業で取り組んできた
これまで亀山九条の会が戦争遺跡の調査などに取り組み、「戦争遺跡に平和を学ぶ亀山の会」(亀山九条の会に参加するメンバーで構成)が市との市民参画協働事業で、「亀山市の戦争遺跡マップ」を5千部作成(平成31年度)したり、一つひとつの遺跡を詳しく紹介するウェブページを制作し、子どもたちの学習に役立ててもらう事業に取り組んできた。
関町の観音山公園 この道の左右に地下工場の壕が何本もある
そして今回の戦争遺跡の案内板の設置。
市と市民団体が協働して近代の戦争遺跡を保存し活用する取り組みは全国的にも大変珍しいものだ。
関宿を訪れたら少し足をのばしてぜひ見て欲しい。