活動日誌−服部こうき
【24.02.23】「施政及び予算編成方針」では市民生活の困難な実態が全く語られなかった
新年度予算案には、国や県が予算化した事業を除けば、市民の負担軽減や市民生活を応援するための予算があまりにも少ない。
昨日、3月議会が開会された。
櫻井市長から「施政及び予算編成方針」が長々と述べられた。
最初の方で亀山市の現状について述べた部分があるので紹介したい。
『こうした中、本市におきましては、長引くコロナ禍からの早期克服とまちの活力向上を図るため、「かめやま健康都市大学」の創設やヘルスプロモーションを中核とした健康都市政策の推進をはじめ、3年ぶりとなる伝統行事の復活等による地域文化の継承や地域交流の促進、亀山ブランドの発掘や環境省自然共生サイトの認定など地域資源の有効活用、地域振興を担う新たな地域高規格道路「鈴鹿亀山道路」やリニア中央新幹線の整備促進など、多様な取組の展開を通じて快復実感へとつなげてまいり、更なる盛り上がりの創出が求められているところでもあります。
また、本市は、平成17年1月の市町合併より「市民力・地域力が輝くまちづくり」の歩みを重ね、いよいよ令和7年1月には、新市施行から20年の節目を迎えることとなります。
今後も、人口減少社会・スマート社会の進展をはじめ、緊迫する国際情勢やエネルギー価格・物価高騰等による複雑な社会経済情勢の下、この不確実性・変動性の時代を乗り越え、時代の変化と共に生まれる政策課題に対応し、持続的に発展し続けられる真の健康都市「緑の健都かめやま」の実現を目指してまいらなければなりません。』
結局、異常な物価高騰が続き、実質賃金は下がり続け、年金も物価上昇に見合わず実質的に切り下げられている市民生活の大変さ、厳しさに触れた記述は最後まで出てこない。
市民生活の困難さには、目を向けていないとしか言いようがない。
そのため新年度予算案には、国や県が予算化した事業を除けば、市民の負担軽減や市民生活を応援するための予算があまりにも少ない。
これが今回の予算案の大きな問題点だ。