活動日誌−服部こうき
【23.05.18】市の新庁舎整備基本計画（骨子案）に対する議会からの意見への市の回答 党議員団が出した意見が結構、生かされた
基本理念から「行政機能の集約」が削除されたが、基本理念に「集約・分散」について書くべきだという指摘に「基本理念及び基本方針の後段に特出しで記載」すると回答。
亀山市議会では市の計画案に議会が関与できるように計画案の中間と最終の時点で議会や会派、議員が意見を出せるようにしている。
先日、市の新庁舎整備基本計画（骨子案）に対する意見への市の回答が来た。
党議員団が出した意見が結構、生かされた。
１つは「未来志向の庁舎」という表現がわかりにくいという指摘に、「利用しやすく、働きやすい庁舎」とすると回答。
２つ目は、基本理念から「行政機能の集約」が削除されたが、基本理念に「集約・分散」について書くべきだという指摘に「基本理念及び基本方針の後段に特出しで記載」すると回答。
３つ目は、基本方針から「働きやすい庁舎」が削除されたことについては「基本理念に入れるともに計画本編においても具体的に列記」すると回答。
しかし第１章では新庁舎整備を行う理由は色々と書かれているが、他の公共施設の更新より優先する理由は何ら書かれていない。 この回答だけは答えになっていない。
４つ目は、基本方針の「庁舎の木質化」や「低層建築物」と「イニシャルコスト（初期費用）を抑制」が整合がとれていないという指摘に、「整合が図れるよう基本設計段階において比較検討」すると回答。
５つ目は、「集約を基本」としながら「一部の行政機能は分散」は分かりづらいという指摘には、「建設予定地等の条件を踏まえ最終的に判断」すると回答。
つまりは建設予定地が狭い場合は、分散もあるということか？
６つ目は、他の公共施設の更新が集中する時期なのでなぜ庁舎を優先するのか、理由を明記すべきだという指摘には、「第１章で新庁舎整備を行う理由を記載している」すると回答。
しかし第１章では新庁舎整備を行う理由は色々と書かれているが、他の公共施設の更新より優先する理由は何ら書かれていない。
この回答だけは答えになっていない。
市はこうした議会からの意見などを受けて最終案をまとめ、議会に提示することになる。
最終案が出た段階でまた報告したい。
