活動日誌−服部こうき

【22.09.11】リニア亀山駅位置 「3ヶ所のままJR東海に伝える」との新聞報道を市は否定しなかった 9日の伊藤議員への答弁

市は県から情報を得て答弁していると思うが、どうも新聞報道は間違っていないようだ。

9日の一般質問で伊藤彦太郎議員がリニア亀山駅位置の決定を取り上げた。
従来からの市の説明では、この夏頃には県期成同盟会総会で駅位置を決議し、JR東海に伝えることになっていた。
ところが夏頃に開かれた県期成同盟会総会では、決算のみを書面決議しただけで駅位置は議題にあがらなかったと聞いている。

伊藤議員は質問の中で、9月7日の朝日新聞が「三重県は3ヶ所に絞った亀山市内の駅の候補地を、今年度中にJR東海に伝えることにしている。」と報道したことを取り上げた。
この報道通りだとすれば、当初から言っていた「1ヶ所に絞る」ということをせずに3ヶ所のままJR東海に伝えることになる。

この点を問われた市は、この報道を否定することもなく本年度内には県期成同盟会で決定するとだけ答弁した。
市は県から情報を得て答弁していると思うが、どうも新聞報道は間違っていないようだ。

駅位置が決まらなければ、どの場所で「リニア中間駅を生かしたまちづくり可能性を調査する」のかということになり、この予算は全く無駄金になってしまう。

こんな事態になると問題になるのが、「リニア中間駅を生かしたまちづくりの可能性を調査するための委託料」として2カ年で1,670万円もの予算を使っていることだ。
駅位置が決まらなければ、どの場所で「リニア中間駅を生かしたまちづくり可能性を調査する」のかということになり、この予算は全く無駄金になってしまう。

このあたりの問題を2021年3月12日の『10日の議案質疑 「リニア中間駅を生かしたまちづくりの可能性を調査するための委託料」1,760万円』という見出しで書いたので参考に読んで欲しい。

『10日の議案質疑では、「リニア中間駅を生かしたまちづくりの可能性を調査するための委託料」792万円を質した。
まず確認したのは、この調査は2カ年で令和3年度が792万円で、令和4年度は債務負担行為限度額968万円の合計1760万円だということ。

以上が質疑と答弁の概要だが、詳しく聞けば聞くほど問題の多い委託料だ。

主なやりとりは以下の通り。
問い:この1,760万円はどのように算定したのか。
答弁:参考見積もりとしては、一社のみの徴取。
(解説)通常は業者によって見積額が違うので、複数の業者から取って予算額を決めるのになぜ、1社のみとしたのか疑問。

問い:最終的にどんな形で業者を決定するのか。
答弁:専門的ノウハウを有する事業所等で指名競争入札により決める。
問い:この委託料で候補地を選定するが、それは1箇所だけなのか、複数の候補地を選定をするのか
答弁:候補地の数やそのエリア形状等については、新年度に実施する可能性調査の中で取りまとめていきたい。

問い:2年目にグランドデザインをされるというが、グランドデザインっていったいどんなことなのか。
答弁:例えばそこで土地利用をどのようにしていくかとか、他のいろんな中心的都市拠点とどんなネットワークをしていくかを総合的に調査する内容。

問い:駅位置が決まっていない。そんな中で果たして、こういう1760万もかけて、グランドデザインを描くというのは妥当なのかどうか。場所が違ったら無駄になる。
答弁:グランドデザインまでは、ちょっと行き過ぎではないかということだが、本市としては、その(調査)結果に基づいて、初めて具体的な検討がなされるということですので、そういった調査費を盛らせていただいた(意味不明の答弁)。
問い:市長は常に市民力、地域力と言われる。まちづくりをするのなら、市民をどう参画させるのかという話が第一に来るべき。
答弁:(市民参画より−服部注−)行政として今何をしていくのか、これを優先させていただいて今回調査、これは重要だという認識で予算としてご提案した。

以上が質疑と答弁の概要だが、詳しく聞けば聞くほど問題の多い委託料だ。

特に口を開けば「市民力、地域力」という櫻井市長が、リニアによるまちづくりはコンサル任せとは理屈が通らない。』

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