活動日誌−服部こうき

【21.10.08】亀山市がリニア亀山駅設置の3つのエリアを提案 でもリニア計画には課題が山積み

うまくいけばこうなるといった曖昧な期待ではなく、県民が納得できる根拠を示すべきだ。

昨日、三重県などでつくるリニア期成同盟会が開かれ、亀山市がリニア亀山駅設置の3つのエリア(候補地)を提案した。
3つのエリアは、東名阪自動車道の亀山インターチェンジやJR亀山駅を含む市の中心部エリア、JR下庄駅を含む市の東南部エリア、JR井田川駅を含む市の東部エリアだ。
同盟会では、来年の夏ごろまでに、提案された3つのエリアから最終的な候補地を決めて、JR東海に提案することにしている。

一見県知事はリニアを「ビジネスや観光、人口減少への対応」、櫻井市長は「企業誘致や観光交流、移住」と期待を述べたが、観光一つをとってもリニア効果は疑問だ。
三重の観光の目玉の一つは、伊勢・志摩だが、現在名古屋から本数が多く利便性の高い近鉄特急があるのに、1時間に1本しか運行しないリニア亀山駅やJR在来線を利用するだろうか。
うまくいけばこうなるといった曖昧な期待ではなく、県民が納得できる根拠を示すべきだ。

リニア計画は、消費電力が新幹線の4倍という省エネに逆行、9割がトンネルで膨大な建設残土の処理、貴重な南アルプスなどの環境破壊、60万人の生活に影響を及ぼす静岡の水問題、大深度地下工事による地上への影響、災害・事故時のリニア乗客の安全確保、コロナ禍でのテレワークなどでの需要の減少やJR東海の収益減などによる採算性の問題など課題は山積み

これまで何度も指摘してきたが、リニア計画は、消費電力が新幹線の4倍という省エネに逆行、9割がトンネルで膨大な建設残土の処理、貴重な南アルプスなどの環境破壊、60万人の生活に影響を及ぼす静岡の水問題、大深度地下工事による地上への影響、災害・事故時のリニア乗客の安全確保、コロナ禍でのテレワークなどでの需要の減少やJR東海の収益減などによる採算性の問題など課題は山積みだ。

根拠の曖昧な夢物語を語るのではなく、科学に基づいた分析、判断が必要だ。

それにしても直径5キロの円という程度の候補地を高いお金を使ってコンサルにやってもらう必要があったのかと思う。
リニアがJRの在来線と接続する必要があることは明らかだし、リニアの特性で直線でしか走れないことを考えれば駅の候補地は、広くまとまった土地が必要となるなど自ずと候補地は絞られてくる。

さらにコンサルに、駅位置が決まる前にリニア駅周辺のまちづくりを描かせることと合わせて本当に1,670万円の委託料は無駄な予算ではなかったのかと疑問が多い。

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