活動日誌−服部こうき
【21.09.23】ふるさと納税は財源づくりどころか3,500万円の赤字
鈴鹿市は2020年度は1億6千万円の損失になった
石田秀三鈴鹿市議が自分のニュースで『ふるさと納税 1億5千万円の損失』という記事を載せた。
担当課の資料が掲載され、2020年度は1億6千万円の損失になる。
なぜか。
ふるさと納税で他の自治体からの寄付金から返礼品などの事務にかかった費用を引くと実際に使える寄付額が出る。
一方、市民が他の自治体へ寄付をすると、市民税が控除される。
要は実際に使える寄付額と市民税控除額の差し引きがふるさと納税の決算だ。
この計算の結果、2020年度は1億6千万円の損失になったというもの。
2017年度以降、毎年損失を出している。
ふるさと納税制度で財源づくりをという議員もいるが、これでは財源づくりにならないどころか市の財政の損失だ。
このニュースを参考に亀山市を調べてみた。
結論から言えば2020年度は3,565万円の損失だった。
過去に遡ると2019年度が3,300万円の損失、2018年度が2,200万円の損失、2017年度が1,700万円の損失、2016年度は850万円の損失だ。
亀山市民で他の自治体の返礼品目当てで寄付をして市民税の控除を受ける人が多いということらしい(返礼品で欲しいものを寄付することで手に入れ、税の控除にもなるのだから利用するはず)。
ふるさと納税制度で財源づくりをという議員もいるが、これでは財源づくりにならないどころか市の財政の損失だ。
ふるさと納税は愚作だと言える。