活動日誌−服部こうき

【21.07.27】“五輪一色”でいいのか 新型コロナウイルスの感染急拡大に伴い、東京の医療のひっ迫状況は深刻さを増している

NHK、民放各局の五輪報道方針は、首相の思惑に沿ったものといってよいでしょう。

以下は昨日の新聞赤旗の記事(テレビラジオ部長 藤沢忠明)。
『 予想していたとはいえ、あまりにひどい。
朝から夜までの東京オリンピックのテレビ報道です。
NHKは、総合だけでなく、Eテレ、BS1もほぼ五輪一色です。
民放5系列も、日替わりでほぼ午前9時から午後11時まで放送しています。

 新型コロナウイルスの感染急拡大に伴い、東京の医療のひっ迫状況は深刻さを増しています。
ところが、テレビのニュースはこうした事実をしっかりと伝えなくなっています。

 感染拡大で、選手も含め、国民の命と人権が危険にさらされているにもかかわらず、なんの根拠も示さず、「(国民の命は)守れると思っている」(21日)と言い切る菅義偉首相。
20日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューには、「競技が始まり、国民がテレビで観戦すれば、考えも変わる」と答えました。
 NHK、民放各局の五輪報道方針は、首相の思惑に沿ったものといってよいでしょう。

「高い放送権料を払っているんだ」とばかりに、五輪に批判的な報道ができなくなってしまっているのです。

なぜ、こんな報道姿勢になってしまうのか。
 NHKと民放キー局は、共同でジャパン・コンソーシアム(JC)をつくり、巨額の放送権料を払っているからです。
 東京オリパラ組織委員会のもとに設置された「メディア委員会」(NHK、民放各局、大手新聞などの幹部が参加)の理事会(昨年2月)で、TBSテレビの安藤洋二東京オリパラ室長が「われわれ民放、NHK、JCは、高いお金を払って放送権を買って、放送に挑もうとしています」とのべています。
「高い放送権料を払っているんだ」とばかりに、五輪に批判的な報道ができなくなってしまっているのです。

 本格的な競技が始まり、「いよいよ始まる金メダルへの道」「最初のメダルを取るのは誰でしょうか」というアナウンサーの絶叫が聞かれるようになりました。
ニュースでは感染の現状をのべた後、「○○選手がメダルを取りました」…。
こんな報道が毎日のように続くでしょう。

緊急事態宣言を出しながら、それとまったく矛盾する五輪開催に突き進んだことが、国民への誤ったメッセージとなり、現に人出は増えています。

 フォトジャーナリストの安田菜津紀さんは『AERA』(7月26日号)で、「オリンピックのメダルの数と重症者の数を報道するというのは、ある種グロテスクな世界」と、放送のあり方を問いかけています。

 緊急事態宣言を出しながら、それとまったく矛盾する五輪開催に突き進んだことが、国民への誤ったメッセージとなり、現に人出は増えています。
「無観客」であっても、選手、大会関係者、ボランティア、報道関係者など、さまざまな場面で感染拡大のリスクを大きくさせています。
この矛盾をそのまま放置して、五輪一色という報道のあり方を続けていいのかが、厳しく問われています。』

中国共産党100周年を祝う報道一色になった中国や国のイベントを大々的に報道する朝鮮民主主義人民共和国とダブる。
何もかもが商業主義を最優先するオリンピックのあり方に、疑問を抱くのは私だけではないだろう。

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る

亀山市議会映像インターネット配信 服部こうきのページへ 福沢みゆきのページへ

福沢みゆきフェイスブックページへ

福沢みゆきインスタグラムページへ

福沢みゆき友達申請

RSSフィード(更新情報)