活動日誌−服部こうき
【21.02.28】議案質疑で取り上げるのが、「リニア中間駅を生かしたまちづくりの可能性を調査する」７９２万円の各種調査業務委託料
中津川市では、２０１９（令和元年）７月に「中津川市リニアを活用したまちづくり構想」を策定
明日から３月に。
１日には質問通告が締め切られ、２日には理事者側の聴き取り。
８日からは、本会議での代表質問、議案質疑、一般質問と続く。
私は代表質問と議案質疑を予定している（代表質問する場合は一般質問はできない）。
議案質疑で取り上げるのが、「リニア中間駅を生かしたまちづくりの可能性を調査する」７９２万円の各種調査業務委託料だ（民間のコンサルなどに委託するようだ）。
どんなものができるのかは先行している中津川市（岐阜県の中間駅）を見ればおおよそのことはわかる。
中津川市では、２０１９（令和元年）７月に「中津川市リニアを活用したまちづくり構想」（４００億円のまちづくり）を策定している。
この中の「リニア駅周辺 まちづくりイメージ」（写真）によれば、ＪＲ中央本線の「美乃坂本駅」の近くに「リニア岐阜県駅」ができ、その周辺には、駅前広場をはじめホテル、商業施設、マンション、駐車場、公共施設、学園施設などが進出し、新たな道路計画がいくつもある。
コンサルは中津川市の構想をもとに、中津川市とは異なる亀山市の条件を入れていけば自ずと答えは出る
以前、ある会合でリニア岐阜県駅は、鈴鹿の加佐登や河曲（かわの）の駅前が近鉄四日市駅前のようになる構想だと表現したが、現在の美乃坂本駅の駅前（写真）とこの構想を見比べてもらえば納得していただけるだろう。
中津川市の中心市街地は、美乃坂本駅のとなりの中津川駅周辺。
中津川市は「リニア開業を見据え、今、特に重点をおいて取り組むべき課題」として、�．螢縫�駅周辺のまちづくり、��中心市街地の活性化、��市域全体をつなぐ観光振興をあげている。
「あれもこれも」の構想で、これでは予算がいくらあっても足りない。
リニア駅の開業で衰退が予想される中心市街地も「活性化」させると書いている。
亀山市の調査結果も概ねこんな内容だろうと推測できる。
コンサルは中津川市の構想をもとに、中津川市とは異なる亀山市の条件を入れていけば自ずと答えは出る。
いずれにしても８００万円の予算は必要ない。
