活動日誌−服部こうき

【21.01.15】3つの小学校の給食室で衛生管理基準が満たされていない

教職員組合亀山支部の市への要望書  「給食にかかわる施設・設備が文科省の衛生管理基準を満たすこと」

今年の1月は来賓として参加する行事がなくなっている。
いつもは賀詞交歓会、出初式、成人式、自治会総会など毎週のようにあったが、今年は中止か来賓を呼ばずで参加することがなかった。
20年以上の議員活動の中でも初めてのこと。

さて、以前に教職員組合亀山支部の市への要望書を取り上げた。
この中で気になったのが、「給食にかかわる施設・設備が文科省の衛生管理基準を満たすこと」という要望だ。
こういう要望をしなければならないということは、基準を満たしていない施設・設備があるということ。
そこで年末に教育委員会総務課に問い合わせた。
その結果が年明けに届いたので紹介したい。

亀山東小 給食室前室の設置または大規模な改修を望む

「給食施設における保健所の衛生監視結果について」と題する資料に、3つの小学校に対する指摘があがっている。

1つは亀山東小。
「配膳車プールと厨房の間に扉がなく、虫等の侵入が危惧されるので、運用または設備の改善を」という指摘。
組合の要望書では、「平成30年度にロールカーテンを設置していただいたが、完全に埃や虫等を防ぐことはできない。
(中略)給食室前室の設置または大規模な改修を望む。」とある。
今回の資料の教委の「運用、改善の現状」では、「ロールスクリーンを設置し、虫等の侵入を防いでいる。」というものだが、これでは「改善」になっていない。

神辺小 「調理員専用トイレが、下処理室から直接入室する構造となっているため、離れた場所のトイレを専用化するなど、トイレ由来の汚染を防ぐための管理方法を検討すること。」

2つ目が神辺小。
「調理員専用トイレが、下処理室から直接入室する構造となっているため、離れた場所のトイレを専用化するなど、トイレ由来の汚染を防ぐための管理方法を検討すること。」という指摘。
これに対して教委の「改善」は、「トイレを使用する時に白衣を脱ぎ、トイレ専用の履物に履き替える」などとしているだけで根本の解決ではない。

3つ目が井田川小。
「牛乳保管庫が施設外にあるので、雨を防ぐ設備の設置や置き場所を変更する等の対応が望ましい。」という指摘。
教委の改善は、「保管庫設置場所への外壁の設置が建築基準法上、難しい。」として今、行われている給食室の改修でも「改善」できないということだ。

以上の通り、教委が示す「改善」は「改善」とは言えない。
内部で検討はされたようだが、結果として衛生管理基準を満たせなければ「給食の安全」が確保できない。
教育予算を大幅に増やし、建て替えなどの根本的な改修が必要だ。

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