活動日誌−服部こうき

【20.10.15】コロナ禍を受けた計画の見直しを 川勝静岡県知事のインタビュー記事

第一に、スーパー・メガリージョン(リニア新幹線はこの構想に位置づけられている)は必要でしょうか。

以下は8月31日付の毎日新聞に掲載された川勝静岡県知事の意見だ。
『(前略)---コロナ禍を受けた計画の見直しを
 一方、新しい局面も生まれています。
新型コロナウイルスの流行で、東京で感染が拡大しており、働き方や暮らし方は激変しています。
コロナ感染症が新しい現実を突きつけたのです。

 第一に、スーパー・メガリージョン(リニア新幹線はこの構想に位置づけられている)は必要でしょうか。
大都市に感染者が多く、コロナ禍問題は今や「東京問題」です。
東京中心主義は揺らいでいます。
都会から地方への回帰が始まり、「働き方改革」の中で、ICT技術を活用すれば地方で仕事のできる時代が来ています。
国土は一極集中型から分散型に変えるのが望ましいでしょう。

リニアのトンネル工事は南アルプスの自然破壊です。 南アルプスの保全はユネスコとの国際公約ですから優先されるべきです。

 第二に、南アルプスは年間4ミリメートル隆起し、その造山活動は世界で最も活発です。
ユネスコのエコパーク「南アルプス」を守るのか、最速のリニアをとるのか。
21世紀は地球環境の時代です。
リニアのトンネル工事は南アルプスの自然破壊です。
南アルプスの保全はユネスコとの国際公約ですから優先されるべきです。

 第三に、リニアが消費する電力源は確保できるのでしょうか。
リニアは膨大な電力を消費し、電力源は原発を前提にしています。
しかし原発依存モデルは崩壊しました。
東電の原発事故に加え、関電は不祥事でもめ、中電の浜岡原発は使用済み核燃料の処理の見通しが立たず、動かしようがありません。
他の電力源では、火力発電はCO2排出を助長します。
再生可能エネルギーでリニアは動かせません。

第四に、危機管理は万全でしょうか。 季節によっては死を覚悟しなければなりません。

 第四に、危機管理は万全でしょうか。
「南アルプストンネル」の避難路は直線3キロを登り、出口は南アルプスの山中です。
季節によっては死を覚悟しなければなりません。

 第五に、超電導磁石の原料は確保できますか。
超電導コイルに必要な希少金属(ニオブ、チタン、タンタル、ジルコニウム等)は世界中で取り合いです。

 第六に、リニアプロジェクトの審議会が最終答申を出す前に行ったパブリックコメントでは73%がリニア計画に否定的でした。
審議会がゴーサインを出したのは正当だったのでしょうか。
 リニアは南アルプス・大井川・地域住民だけの問題ではありません。
コロナ禍の中でリニア計画の根本的見直しの声が各界から上がっています。
コロナ禍の今こそ、政府はリニア計画全体の中間評価・見直しを行うべきでしょう。』

すべての意見に同感。

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