活動日誌−服部こうき

【20.10.10】駅前の新図書館の「郷土資料コーナー」  メインは中村晋也氏の大きな彫刻と神話でしかないヤマトタケル 

駅前にできる新図書館の「郷土資料コーナー」展示プラン案を見て驚いた

台風が南にそれたことで現在、警報は出ていない。
三重県の南部が心配だが、大きな被害が出ないことを祈る。

「郷土亀山」と言えば、あなたは何を思い浮かべる?
私は亀山城とその城下町、関宿などの宿場町、そして鉄道のまちだ。

ところが駅前にできる新図書館の「郷土資料コーナー」展示プラン案を見て驚いた。
何とメインは中村晋也氏の大きな彫刻と神話でしかないヤマトタケルが郷土亀山なのだ。

9月29日に開催された第14回亀山市立図書館整備推進委員会の文書を手に入れた。
この「郷土資料コーナー」の設計は、(株)トータルメディア開発研究所というところに委託し、今回の展示プラン案が示されたとのこと。

5つの案に共通するのは、中村晋也氏の彫刻がいくつも並べられそれをベースにしていることだ。

現在、5つの展示プラン案が示されただけで決定はしていないとのこと。
しかし5つの案に共通するのは、中村晋也氏の彫刻がいくつも並べられそれをベースにしていることだ。

例えば「A亀山ブックディスカバリー」では、「1Fで中村先生の作品と紹介グラフィックを展示」とあり、「C亀山創作工房」では、「1Fは中村先生の作品を見ながらくつろげる空間とし、」と書かれ5つのうち4つまでが「中村先生の作品」が中心だ。
これだけの作品を購入するのにどれほどの予算が必要になるのか。
また、中村氏は確かに名誉市民だが、この人とその作品に亀山市民が愛着を感じているのだろうか。

また「B亀山モノがたり」では、「駅前のヤマトタケル彫刻をきっかけとして、」とあるが、市民団体がこの像を造るために寄付を集めていたのは聞いたことがあるが、目標額が集まったのか、駅前に設置することが決まったのか、全く聞いたことがない。

もっと根本の問題は、市民全体で考えるべき「郷土資料コーナー」の設計をなぜ民間業者に委託したのかだ。

そもそもヤマトタケルは神話の世界の話であってその存在も明らかではなく、子ども向けの「昔話」の一つにはなるが、「郷土資料コーナー」にふさわしいものではないだろう。

もっと根本の問題は、市民全体で考えるべき「郷土資料コーナー」の設計をなぜ民間業者に委託したのかだ。
市民の中には亀山の歴史や文化などに造詣の深い人たちがいる。
こういう人たちに集まってもらって英知を結集すべきではないのか。
これこそ総合計画で謳う「市民力、地域力」ではないのか。

駅前に図書館を持ってくることに反対してきたが、その中身もこれでは市民の理解は得られないだろう。

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