活動日誌−服部こうき
【20.07.03】河井前法相夫妻への1億5000万円、示されぬ使途 自民、買収否定すれど説明迷走 中国新聞より
首相や幹事長による「買収には使えない」などの言い分は崩れた
河井夫妻の大がかりな買収事件を厳しく追及しているのが地方紙「中国新聞」。
以下は2020年7月2日付より。
『(前略−党本部の説明が二転三転していることを指摘−)
このため中国新聞は党本部に質問書を提出。
同党幹事長室から文書で回答を得た。
夫妻の関係先が検察当局の家宅捜索を受け、領収証などの書類が押収されたことから「詳細は不明のまま(政党交付金)の使途報告書が提出されている」とし、使途を確認できていないことを認めた。
首相や幹事長による「買収には使えない」などの言い分は崩れた。
広報紙に充てたとの報告は参院選の前だったことも分かった。
首相は18日の会見で「党総裁として国民に対する説明責任を果たしていかなければならない」と語っていた。
こうした党本部の対応を受け、30日の総務会では出席議員から執行部に説明を求める声が相次いだ。
鈴木俊一総務会長は「党員が抱く疑問や不満に応えなければならない」と述べた。
首相は18日の会見で「党総裁として国民に対する説明責任を果たしていかなければならない」と語っていた。
政治資金に詳しい日本大の岩井奉信教授(政治学)は党の説明の迷走にあきれた上で「使い道はもちろん、異例の金額である1億5千万円の提供を誰がどう決めたのか、決定の過程や金額の内訳を有権者に明示する義務がある」と指摘する。』
安倍さん、「真摯に受けとめ、丁寧に説明する」のではなかったのか。