活動日誌−服部こうき

【20.02.21】今年度の亀山駅周辺整備事業の予算の8割がまたまた来年度へ繰り越し 2020年度は実質26億円の予算額になりそう

当初予算額が4億5,837万円で、繰越は3億7,159万5千円

「私たち地権者は服部議員のブログで色々と知らされるが、組合からはほとんど情報がこない。」という声を聴いた。
これは亀山駅周辺整備事業についてだ。

さて、20日に議案が配布されたが、補正予算の中に「繰越明許費補正(追加)」があり、「亀山駅周辺整備事業 3億7,159万5千円」があった。
繰越明許費とは「歳出予算の経費のうち、その性質上又は予算成立後の事由に基づき、年度内にその支出を終わらない見込みのあるものについて、予算の定めるところにより、翌年度に繰り越して使用する経費をいいます。」という解説が一般的なもの。

そこで今年度の当初予算額を改めて確認したが、4億5,837万円だった。
その後補正で増減はされていないのでこの額に変更はない。

今回の補正は、当初予算額の81%が使われることなく来年度へ繰り越されるという内容だ。
補正の質疑では「繰越」が妥当なのかを問わなければならない。

来年度は当初予算案で約10億円が計上され、これに繰越を合わせれば約15億円ほどの実質の予算額になる その上・・・

この当初予算を審議した2019年3月議会で次のように指摘し、この予算案に反対した。
「市が重点施策とする亀山駅周辺整備事業は、いまだに権利者の全員合意が得られず、年度内に全ての予算が執行できる見通しが立っていません。
今年度の予算の執行率が昨年12月時点でわずか3%にとどまったように、見通しのないままの予算案では来年度も多額の繰り越しとなるおそれが十分にあります。」
まさに指摘した通りになった(この予算案に賛成した議員の責任も重大)。

来年度は当初予算案で約10億円が計上され、これに繰越を合わせれば約15億円ほどの実質の予算額になる。
さらにそれだけにとどまらない。
今年度へ繰り越した14億円のうち2億円は執行したようだが、残りの12億円は「権利変換の認可」が年度内におりれば組合へ支出することで予算を執行したいというのが市と組合の考えだ。

2020年度の実質の予算額は、2018年度予算の12億円と2019年度の繰越額約4億円、そしてさらに2020年度当初予算案約10億円の26億円となってしまう。

こうしてみると2020年度の実質の予算額は、2018年度予算の12億円(形の上では執行済にできるが、実際には未執行)と2019年度の繰越額約4億円、さらに2020年度当初予算案約10億円の26億円となってしまう(補正予算案と当初予算案は3月議会で可決された場合)。

施工予定者が未だに決まらず、解体からという事業はいつ始められるのか未定の中、これだけの多額の予算がすべて執行できる見込みは立たないはずだ。

着工しても例えば解体でアスベストが出れば、川崎小学校で実際に起きたようにその処理で工期が延びることは十分に考えられる。
さらにあの狭い駅前での工事で、駅前の機能は損なうことなく実施しなければならないことを考えれば自ずと工期は延びるはずだ。
到底1年7ヶ月では完成しない。
工事が遅れるということは、予算が執行できないことになる。

どう考えてもこれだけの予算額を新年度内に執行などできるはずがない。

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る

亀山市議会映像インターネット配信 服部こうきのページへ 福沢みゆきのページへ

福沢みゆきフェイスブックページへ

福沢みゆきインスタグラムページへ

福沢みゆき友達申請

RSSフィード(更新情報)