活動日誌−服部こうき

【20.02.13】韓国映画「パラサイト」が描いた格差社会

全員が失業中で日々を内職でつないでいるが、長男の家庭教師をきっかけに裕福な家族にパラサイト(寄生)していく―。

心に残ったコラムがあった。
2月11日の赤旗「潮流」だ(朝日新聞で言えば「天声人語」)。

『それは、どんな臭いなのか。
日常のなかで染み込み、いくら他人に成り済ましても決して消えず、まとわりつく…。
それが一つのキーワードになっています

▼薄暗く、むさくるしい半地下といわれる部屋でくらす一家。
全員が失業中で日々を内職でつないでいるが、長男の家庭教師をきっかけに裕福な家族にパラサイト(寄生)していく―。
映画「パラサイト 半地下の家族」は韓国社会が抱える格差を描きます

「彼らは初めから“寄生虫”であったわけではない。私たちの隣人で友人で同僚だったにもかかわらず、絶壁の端に押しやられてしまった」。

▼もとは北朝鮮の攻撃に備えた防空壕(ごう)で、住宅用に貸し出されるようになった半地下は貧しさの象徴だといいます。
一方、高台の豪邸に住むIT企業の社長家族は富裕層の象徴。
そこにある地下室や、くり返し出てくる階段の場面は何かを暗示しているかのよう

▼「彼らは初めから“寄生虫”であったわけではない。私たちの隣人で友人で同僚だったにもかかわらず、絶壁の端に押しやられてしまった」。
ポン・ジュノ監督は国民がここまで分裂し、憎みあうのは悲劇だと

▼階級を生みだす資本主義社会のなかで、絶え間なく拡大していく二極化と不平等。
いま韓国だけでなく、日本や欧米など世界で格差をテーマにした映画が次々とつくられているのも、現実社会が直面する避けられない課題だからでしょう

日本映画で思い出すのが是枝監督の「万引き家族」。

▼92回を数えるアカデミー賞の最高峰に外国語作品が選ばれたのは初めて。
「パラサイト」の底流にある変化を追い求める動きはここにも。
社会から強いられたものにとらわれず、光をあきらめない人びとの思いが息づいています。』

「パラサイト」はぜひ見たい映画だ。
日本映画で思い出すのが是枝監督の「万引き家族」。

「いま韓国だけでなく、日本や欧米など世界で格差をテーマにした映画が次々とつくられているのも、現実社会が直面する避けられない課題だからでしょう」という言葉は胸に響く。

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