活動日誌−服部こうき

【20.02.10】タクシ−券は乗合タクシー制度の不備を補うものではない

令和2年度は、満75歳以上の高齢者については、心身等の事情により乗合タクシーに乗車することが困難な方のみ、タクシー券を交付

今日は教育民生委員会協議会が開かれ、次の3つの報告があり質疑をした。
1. 第2期亀山市子ども・子育て支援事業計画の最終案について
2.タクシー料金助成事業について
3.亀山市立図書館実施設計(案)について
どれも重要なテーマであり、午後1時から始まった会議が午後4時半頃までかかった。

報告したいことは山ほどあるが、まずはタクシー料金助成事業(いわゆるタクシ−券)。
市の説明を資料に基づきできるだけ忠実に再現。
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令和2年度は、満75歳以上の高齢者については、心身等の事情により乗合タクシーに乗車することが困難な方のみ、タクシー券を交付する。

車いすや寝たきり状態などで、セダン型タクシーに乗れず、福祉タクシーを利用する場合や認知症の症状により行動や意思疎通が困難であり、介護を必要とする場合など、心身等の事情により市が乗合タクシーに乗車できないと判断した方を対象

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車いすや寝たきり状態などで、セダン型タクシーに乗れず、福祉タクシーを利用する場合や認知症の症状により行動や意思疎通が困難であり、介護を必要とする場合など、心身等の事情により市が乗合タクシーに乗車できないと判断した方を対象とする。

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申請にみえた方に対して心身の状況について丁寧に聞き取りをしたうえで、これまでのタクシー券のご利用状況、要介護認定の状況、ケアマネジャーや在宅介護支援センター職員等が作成するチェックシート(医療・福祉分野で援助を目的とした情報収集において使用される利用者の「氏名」「年齢」「性別」「家族構成」「健康状態」「日常生活自立度」等の基本データをまとめた調査票)等により交付を判断する。
なお、状況が把握できない場合は、在宅介護支援センター等からの個別訪問により対応する。

現在の交付者全員(約3,500人)に3月議会閉会後(3月26日閉会予定)、個別通知を郵送して周知を図る。

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現在の交付者全員(約3,500人)に3月議会閉会後(3月26日閉会予定)、個別通知を郵送して周知を図る。

長くなったがおおよそ以上のような内容だった。

ちなみにこの仕事を担当する長寿健康課は、健康づくりグループが健康づくり、母子保健、感染症、地域医療、献血などの事務を行い、高齢者支援グループは、鈴鹿亀山地区広域連合(介護保険など)、シルバー人材センターやタクシー券など高齢者福祉に関する事務を行っており、現在の事務量だけでも忙しいのが実態だ。

方針を変えた場合、来年度のタクシー券の交付者はどれぐらいになると見込んでいるのかと質すと、今年度は対象者が6,301人で交付されたのが3,082人であったが、来年度は460人程度になるという。

最初に私から公共交通としての乗合タクシー制度と福祉のタクシー券とは全く異なるものだと改めて指摘し、今回の提案ではタクシー券が乗合タクシーの不備を補完するものとなっており、これではタクシー券の変質だと指摘した。

乗合タクシー制度の現状について担当部長は、「(乗合タクシーへの)移行が思うようにいっていない。使い勝手が悪い。」ことを認めている。

もともとタクシー券は、公共交通とは関係なく市民にタクシー券を使って出歩いてもらい、介護予防などにつなげるためのもので、この制度でもって公共交通を補完するような制度ではない。

また方針を変えた場合、来年度のタクシー券の交付者はどれぐらいになると見込んでいるのかと質すと、今年度は対象者が6,301人で交付されたのが3,082人であったが、来年度は460人程度になるという。
6分の1以下になる計算だ。

タクシ−券は乗合タクシー制度の不備を補うものではなく、本来の福祉の制度として継続させるべきだ。

さらに460人の内訳を質すと、今年度、申請時に「セダン型に乗りにくい」と言われた人が216人おり、それに介護保険の要介護1から要介護5までの人が246人いるのでその二つを合わせた数460人としたと答弁。

また「心身等の事情により」の等の中に、私が例としてあげた「停留所が遠くて利用が困難」な人が含まれるとの答弁だった(これも聞き取り時に言うか言わないかで差が出る)。

多くの質疑がありすべては紹介できないが、全体としてはあまりにも制度設計が不十分であり、このまま実施されれば(交付される人とされない人の間で)大混乱が起きるし、職員が一人ひとりに聞き取りをやるとすれば大変な事務量となり、そこまでしなければならないのかが疑問だ。

タクシ−券は乗合タクシー制度の不備を補うものではなく、本来の福祉の制度として継続させるべきだ。

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