活動日誌−服部こうき
【20.02.01】リニア中間駅のできる岐阜県中津川市 400億円でまちづくり
坂本駅周辺区画整理 120億円、都市間連絡道路 75億円などなど
途方もない額だ。
リニア新幹線の中間駅の設置が決まっている岐阜県中津川市では、「リニアのまちづくり」として400億円の事業が組まれている。
以下は以前、中津川市議会全員協議会で示された資料。
坂本駅周辺区画整理 120億円
企業地造成(車両基地) 50億円
テクノパーク 57億円
都市間連絡道路 75億円
青木斧戸線 80億円
その他合わせて総額400億円の事業だ。
人口減少社会の到来で「コンパクトだ」「スマート自治体」だと言いながら、もう一方で新しくこれほどの都市を造るという計画に整合性があるのか、大いに疑問だ。
総予算400憶円は、岐阜県、中津川市、JR東海によって分担されると考えられる(ただし県および市分については、当然国家補助に依拠するとおもわれる) 。
中津川市負担がどれぐらいのなるのかは不明だが、「周辺区画整理」や「都市間連絡道路」などはかなりの負担が考えられる。
リニア駅の周辺では、マンション、ホテル、商業施設、駐車場、駅前広場、図書館などの公益施設など凄い計画がされている。
しかし、中間駅は1時間に1本の列車しか運行しないし、その列車に乗れば各駅停車にしかならない。
人口減少社会の到来で「コンパクトだ」「スマート自治体」だと言いながら、もう一方で新しくこれほどの都市を造るという計画に整合性があるのか、大いに疑問だ。