活動日誌−服部こうき
【20.01.13】中学校給食を放置して市制15周年が祝えるのか
合併当時言われたのは、「サービスは高い方に負担は軽い方に」だった 中学校給食は旧関町に合わせるべき
1月11日は新市施行15年目だった。
市は盛大に記念式典を行ったが、合併時の課題はすべて解決したのか。
旧関町と旧亀山市では、様々な施策や組織に違いがあり、それを一つにするのに大変苦労した。
合併当時言われたのは、「サービスは高い方に負担は軽い方に」だった。
このため、水道料金や保育料などは時間をかけて一本化した。
この15年間で一本化できなかった(というよりしなかった)のが全員で食べる中学校給食だ。
合併時、旧関町は全員で食べる給食だったが、旧亀山の2中学校は弁当だった。
当然のことながら「サービスは高い方」で統一だから旧関町方式で統一するべきだ。
ところが新市では、新たな給食調理室をつくることなで初期投資がかかるからという理由で、当面の策としてデリバリ給食が導入され、それが今でも続いている。
合併した市町の制度などの違いを統一するための財源として合併特例債があるが、この間、亀山駅前再開発など合併とは関係のない事業に充てられ、中学校給食に充てる予定はない
二度目の給食検討委員会が「全員で食べる給食が望ましい」という答申を出し、市もようやくその方向で取り組むことになった。
ところがそれ以降、何年経っても「検討」ばかりで全く前に進めようとしない。
そして合併から15年目を迎えてしまっているわけだ。
この怠慢はどうだろうか。
合併した市町の制度などの違いを統一するための財源として合併特例債があるが、この間、亀山駅前再開発など合併とは関係のない事業に充てられ、中学校給食に充てる予定はない。
本来、合併特例債は合併後の新庁舎建設や中学校給食のように統一するための必要な事業に充てるべきものだ。
合併から15年目の市制施行記念日を1,133万円もかけて盛大に祝うより、この15年間の総括こそ必要ではないのかと思う。