活動日誌−服部こうき
【19.12.17】教育民生委員会の報告�� 指定管理者制度の答弁は完全に「詰んだ」状態だった
これらの施設は、市の答弁でも明らかになったが、まち協や運営委員会以外の団体に管理、運営をさせる考えはなく無競争だということ
この議会の議案にまち協が使う地区コミュニティセンターと学童保育所（南小のみ）の指定管理者の指定の議案が出ている。
これらの施設をまち協や学童の運営委員会が管理、運営することには異論はないが、それを指定管理者制度でやるということには賛成できない。
これらの施設は、市の答弁でも明らかになったが、まち協や運営委員会以外の団体に管理、運営をさせる考えはなく無競争だということ。
このため指定管理者制度は通常、公募をして複数の事業者や団体に競争させてより良い管理者を選定するようになっている。
それをはじめから競争させないし、特定の相手しか考えていないのであれば指定管理する必要などない。
葬祭業を行う業者は市内に複数あり、料金を徴収するという意味では収益性もあるのに、なぜかこれは業務委託。
これらの施設については収益性もなく非公募とするのなら指定管理者制度にはなじまないと指摘し、なぜ指定管理をするのか再三、質したが的を得た答弁はついにされなかった。
私はこれらの施設は業務委託（市が特定の団体、業者に管理、運営を委託すること）で十分で、指定管理者制度として条例で定めて議会の議決が必要なものではないと指摘した。
この問題について不思議なことは、斎場の管理、運営は民間業者に業務委託されていることだ。
葬祭業を行う業者は市内に複数あり、料金を徴収するという意味では収益性もあるのに、なぜかこれは業務委託。
市は安定的に運営してもらうためだと答弁したが、地区コミュニティセンターと学童保育所こそが「安定的に運営」して欲しい施設ではないか。
競争が成り立ち、収益性もある斎場で指定管理をせずに、非公募で収益性のない施設を指定管理するという矛盾した市のやり方では担当部長も答弁に窮することになる。
この日の答弁は、将棋で言えば完全に「詰み」という状態だった
斎場の問題は、今回の条例とは関係のない話になるのでそれについて質すということはしなかったが、重大な問題だ。
この質疑を聞いていた人から、「市は反論できていなかった。次は考えないと」、「なぜ、斎場の指定管理がダメなのか、じっくりと聞いてみたい」などの意見をいただいた。
この日の市の答弁は、将棋で言えば完全に「詰み」という状態だった。
櫻井市長は指定管理が好きなようだが、そんな個人の好みで政策を選択されては困る。
