活動日誌−服部こうき

【19.12.04】駅前のプロポーザル 「一定以上の審査点数」は満点の6割以上の点数

「評価項目別の評点」の公表については、「公表することにより審査対象である他者より低く評価されている項目が明らかになるとともに、事業者の権利、競争上の地位、その他正当な利害を害する恐れがある」ので公表できない

12月議会の質疑・質問の通告を昨日すませて、今日は朝から理事者側の聞き取り。
先日の特別委員会で議会が要求したプロポーザルの「評価項目別の評点」と「一定以上の審査点数」について組合から回答があり、その文書を議会事務局から受け取った。

まず、「評価項目別の評点」の公表については、「公表することにより審査対象である他者より低く評価されている項目が明らかになるとともに、事業者の権利、競争上の地位、その他正当な利害を害する恐れがある」ので公表できない。

また「一定以上の審査点数」は、「審査委員会において満点の6割に満たない場合は失格とする」と決めており、「2者とも満点の6割を超える評価点となっており、一定以上の審査点数を確保」したとしている。

建設関係に携わる人に聞いたが、こうしたよくある建物などのプロポーザルでの提案内容が企業にとって公表されて困るようなものはないとのこと

まず「評価項目別の評点」の公表だが、10年前に亀中と関中の改築工事を工事費だけで評価をしない「総合評価方式」でしたが、この時には議会の要求で、すべての評価項目について「落札者」(堀田建設)と「最低入札者」(土屋組−当時の社名で今はTSUCHIYA−)の評点がすべて公表された実績がある。
この時には評価点だけでなく、その点数となった理由まで書かれており、さらに「評価講評」で詳しく理由が述べられている。
この時に公表したことで「事業者の権利、競争上の地位、その他正当な利害を害する」ようなことが起きたとは聞いたことがない。

建設関係に携わる人に聞いたが、こうしたよくある建物などのプロポーザルでの提案内容が企業にとって公表されて困るようなものはないとのこと。
公表したくないがための理由としか思えない。

実際には満点は考えにくいので9割以上(90点)取ったことになり、いかにこの追加点が大きかったかがわかる。

もう一つの「一定以上の審査点数」は、私が推測したように200点満点のままだったら、鴻池は工事費以外の項目ですべて満点を取った場合でも121点しかなく、満点は考えにくいので6割以上にならなかった可能性が大いにある。

実際に業者が入れた金額がわからなくても、2者の間で大きな差が出ることぐらいは容易に予測ができたはずだ(TSUCHIYAについては、亀中と関中の時の実績がある)。

最終点には300点満点で2者とも6割を超えたが、鴻池の場合は100点の追加で208.3点となり、200点満点の場合の最大121点に87.3点(100点満点中)が加算されたことになる。
実際には満点は考えにくいので9割(90点)以上取ったことになり、いかにこの追加点が大きかったかがわかる。

項目別の評点は公表されていないが、「一定以上の審査点数」がわかったことで100点を追加した意図は十分に推測できる。

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