活動日誌−服部こうき
【19.12.04】週刊ポストの記事が興味深い 映画「新聞記者」の一場面を思い起こす
そうした安倍擁護のネット論調を主導するための組織が、「自民党ネットサポーターズクラブ」(J-NSC)だ
以下はネットにあがっている「週刊ポスト2019年12月13日号」の「桜を見る会 安倍首相の「謎のネット宣伝機関」と関係も」という題の記事の抜粋。
『桜を見る会の私物化問題で安倍首相への批判が強まると、ネットでは、国会で追及に立つ野党議員や、首相に批判的なテレビ番組を攻撃する書き込みが拡散している。
(中略)そうした安倍擁護のネット論調を主導するための組織が、「自民党ネットサポーターズクラブ」(J-NSC)だ。
自民党が野党時代の2010年に設立したボランティア組織で、「ネトサポ」と呼ばれる。
J-NSCが宣伝工作の実働隊とすれば、司令塔ともいえる組織が自民党のネット監視チーム「T2(Truth team)」である。
〈ネット上に誤解に基づく情報があるならば、正確な情報を発信し修正する〉(自民党のリリース)という役割だ。
T2は自民党ネットメディア局の議員、党職員やネット監視の専門業者のスタッフなどをメンバーとして24時間ネットを監視し、自民党に不利な書き込みを見つけるとただちにプロバイダーに削除を要求する活動を行なっている。
野党を誹謗し、自民党内のライバルを蹴落とし、総理の地位を脅かす存在を許さない
(中略)安倍首相は野党ばかりか、自民党であっても、敵対する勢力は宣伝部隊を使って“粛清”していく。
これが安倍一強の背後にあるシステムなのだ。
現在、テラスプレスでは次のようなタイトルの記事がアップされている。
〈共産主導の「桜を見る会」批判 政局オンリーの野党で国民生活置き去り〉
〈「桜を見る会」前夜祭、立憲の批判は偽メール事件に匹敵する“大事件”〉
(中略)安倍首相は首相在任期間が歴代最長となり、憲政史上に名を刻んだ。
しかし、長期政権を支えてきたのは国民の支持だけではない。
野党を誹謗し、自民党内のライバルを蹴落とし、総理の地位を脅かす存在を許さない。
それが長期政権の秘密でもある。』
安倍内閣の支持率を維持している背景とも言える。
映画「新聞記者」では、内閣の情報室がネット上に「フェイクニュース」を流すシーンが出てきた。
スマホが全盛の時代で、多くの人がネットの情報を見て影響を受けている。
くれぐれも出所の不明なネットの情報を鵜呑みにしないように。