活動日誌−服部こうき

【19.12.01】駅前のプロポーザル 100点追加の背景を探る

残りの項目で鴻池が満点を取った場合でも最大121点にしかならない

早いもので今日から12月。
窓から見える宗英寺のいちょうの木がようやく黄色くなり始めたが、いつもより遅い気がする。

駅前のプロポーザルだが、なぜ100点を追加する必要があったのか。
そのヒントが200点満点だったらどんな結果になったのかを見ると一つの仮説が成り立つ。
工事費等の提案(2項目の合計)でTSUCHIYAが90点中90点、鴻池が90点中11点だったことは市の資料から計算できた。
残りの項目については、資料が出されていないが鴻池が残りで満点を取った場合、11点+110点(200点−90点)=121点となり、獲得できる最大で121点ということになる。

一方、TSUCHIYAはすでに90点あるので残りを8割取ったとすれば、110点×0.8=88点となり、合計で177点(7割でも167点)になる。

問題はこの差より鴻池が3分の2以上の評点を取ったことに意味がある

177点と121点、167点と121点のいずれの場合でも大差がついたことになる。

この計算は、1つは鴻池が残りを満点とした場合であり、実際にはあり得ないと考えられる。
またTSUCHIYAについてもどれだけ取れたのか不明だが、工事費等の提案でついた79点もの差はそう簡単には縮まらないだろう。

その後100点が追加された結果、TSUCHIYAが300点満点中222.9点、鴻池が300点満点中208.3点と14.6点の差に大きく縮まった。
問題はこの差より鴻池が3分の2以上の評点を取ったことに意味がある。
次点でも優先交渉権者になったのは、「一定以上の審査点数」になったからだ。

少なくとも200点満点では最大で6割、場合によっては5割前後しか取れなかったわけだから。

項目別の評点が明らかになり、200点満点で計算した場合、鴻池が何点取ったのか、またその点が「一定以上の審査点数」だったのかがわかれば、100点を追加した理由もわかるのではないだろうか。

ここで考えなければならないのは、200点満点で5割程度しか取れない業者に「優先交渉権者の立場を与える」ことが妥当かどうかだ。
特別委員会では「TSUCHIYAがJVを組めずに権利が消滅した結果、次点の鴻池になったのだから何ら問題はないのでは?」という意見も出た。

実施要綱には、「提案者が1者であった場合でも、一定以上の審査点数がなければ優先交渉権者としての立場を与えない」としており、次点の業者が優先交渉権者になるにはこの「一定以上の審査点数」が必要となる。
私は特別委員会でこの点数を公表するように求めた。

項目別の評点が明らかになり、200点満点で計算した場合、鴻池が何点取ったのか、またその点が「一定以上の審査点数」だったのかがわかれば、100点を追加した理由もわかるのではないだろうか。

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