活動日誌−亀山市議団

【19.06.29】長野県の信濃毎日新聞社説 国会が閉幕 問題にふたをする政治

与党の手法は、参院選を前に「不都合な現実」を国民に見せないよう「問題にふたをする」ものだ。

長野県 信濃毎日新聞社説(6月27日)より。
少し長いけれど的確な指摘なので紹介します。

『もはや国会は議論する場でもないのか。
言論の府として存在意義を自ら問い直す必要がある。
 通常国会が幕を閉じ、7月4日公示、21日投開票の参院選が事実上スタートした。

 与党の横暴がこれまで以上に際立った国会だった。
衆参両院の予算委員会が3月に予算案が通過した後、一度も開催されなかったことが象徴的である。

 予算委は首相ら全閣僚が出席して、国政に関する全般をチェックできる場だ。
その時々の主要議題を巡り、与野党が攻防を繰り広げてきた歴史がある。

 衆参両院規則は「3分の1以上」から要求された場合、委員会を開くことになっている。
それなのに野党が要求しても与党は開催を拒否し続けた。
 委員長は「与党が出席せず流会になる」などとして応じなかった。
委員長は与党を説得するのが筋だったはずだ。

 与党の手法は、参院選を前に「不都合な現実」を国民に見せないよう「問題にふたをする」ものだ。
国会の役割放棄である。

野党党首4人で計45分しか時間がない中、安倍首相は質問をはぐらかし、真正面から答えなかった。

(中略)
終盤国会で焦点となったのが、金融庁金融審議会の報告書に端を発した年金問題である。
 報告書は少子高齢化で今後、年金水準の調整が見込まれることを指摘して、老後の蓄えが必要とした。
麻生太郎金融担当相は「誤解を招く」として報告書を受け取らなかった。
誤解があるのなら詳しく説明するべきだ。

 年金財政の健全性をチェックする財政検証も公表されていない。
将来見通しを判断する有力な材料になる。
5年前の前回は6月3日に公表したのに、今回は公表時期も明らかにしていない。

 予算委の代替として19日に開かれた党首討論では、質問は年金の将来性に集中した。
野党党首4人で計45分しか時間がない中、安倍首相は質問をはぐらかし、真正面から答えなかった。

議論避ける無責任さ 政府が具体的な議論から逃げるから不安が消えないのである

閉幕を受けたきのうの記者会見で、安倍首相は年金問題について「不安をあおるような無責任な議論はあってはならない」と述べた。
議論をすり替えてはならない。
政府が具体的な議論から逃げるから不安が消えないのである。
無責任なのは政府と与党だ。

 首相は会見で、憲法改正を参院選の争点に位置付ける考えも表明した。
「(憲法の)議論すら行われない(野党の)姿勢で本当に良いのかどうか。国民の皆さんに問いたい」と述べている。

 国政の重要課題を議論しない首相や与党の姿勢こそ、問われるべきだ。
言い繕って国民に現実を見せない政治に未来を託せるのか。
しっかりと見極める必要がある。』

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