活動日誌−服部こうき
【19.06.24】亀山市がコンプライアンス条例を県下に先んじて制定できる状況にはない
今議会にコンプライアンス条例の制定が提案されているが、過去10年間、「働きかけ」や公益通報の報告が1件もなかった亀山市の実態を変えない限り、条例を制定しても「実効性が伴わない」のは明らかだ
19日に鈴鹿農協との協議の問題で「記録が残っていなかった」ことを書き、20日にはこの問題と情報公開条例との関連で、総合政策部にまず記録を残すことをきちんとやることを自ら実践するようにと書いた。
これらの記事を読んだ職員から自分の所ではこうした協議の資料をきちんと作っているのに、総合政策部ではやっていないとは驚いたなどの声が寄せられている。
今議会にコンプライアンス条例の制定が提案されているが、過去10年間、「働きかけ」や公益通報の報告が1件もなかった亀山市の実態を変えない限り、条例を制定しても「実効性が伴わない」のは明らかだ。
そしてその課題は、条例の制定で解決できる問題ではないし、こんな実態でしかない亀山市が県下に先んじて条例を制定するなどということは余りにもおこがましい。
条例案の内容でも議案質疑で指摘した「罰則」規定がないことや「働きかけ」や公益通報で職員以外の市民が関わっているのに「職員だけを対象とした条例でいいのか」という指摘にも十分、応えられていない。
とにかく、今の亀山市の実態と条例案の内容では、条例を制定できる状況にはないことは明らかだ。