活動日誌−服部こうき

【19.06.14】職員コンプライアンス条例の制定で議案質疑 10年間、報告が1件もないというのには驚いた

総合政策部長も「報告に該当する行為が1件もなかったという認識なのか」と質すと「そうではないと認識している」と答弁

今日から一般質問が始まり、最初の質問者が私。
昨日の議案質疑も最初だったので2日続けてのことだ。

昨日の議案質疑では、多くの議員が職員コンプライアンス条例の制定を質した。
私は条例制定が必要かどうかを判断するためには、策定後10年になるコンプライアンス関連の規程や要綱が機能したのかどうかを総括すべきだとして質した。

その答弁で驚いたのが、「公益通報」(一般に「内部告発」と呼ばれるものに似た制度)や「働きかけ」行為の報告が10年間、1件もなかったことだ。
報告に該当する行為がなかったはずはなく、あっても報告しなかったとしか考えられない。
総合政策部長も「報告に該当する行為が1件もなかったという認識なのか」と質すと「そうではないと認識している」と答弁。

やはり規程や要綱を作って10年間、こうした問題がありこれが解決していない中で新たに条例を制定してもあまり意味がない

つまり、条例であれ現在の規程や要綱であれ問題は職員などが上司を信頼して報告するのかどうかだ。
信頼できない上司に危険をおかしてまで報告しようとは考えないからだ。

この点で興味深い答弁があったのは、公益通報の窓口が現在、「総務課」となっているのを「監督者(主に部長級の職員)」に変更したので直接の上司が信頼できなければ信頼できる部長に言うことができるという答弁だ。
現状では、職員と市長や幹部職員の信頼関係が十分でないことを認めた形だ。

やはり規程や要綱を作って10年間、こうした問題がありこれが解決していない中で新たに条例を制定してもあまり意味がない。
日常の業務の中で、部下と上司の信頼関係をつくることなしにこうした制度は機能しないのではないか。
これが質疑を終えた私の感想だ。

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