活動日誌−服部こうき

【19.05.14】明日香に思いを馳せて 三冊の本を読む

高松塚とキトラ 著者はこの二つの壁画の画家は同じであり、唐への留学生だったと推測する

連休に明日香村を散策したが帰ってから元来の歴史好きが顔を出し、明日香や飛鳥時代・奈良時代について知りたいことが次々と出てきた。
まずは本で知識をと思い、三冊の本を読んだ。

1冊目は、「高松塚とキトラ」(米村多加史著)。
この二つの古墳は、立地も築造年代もよく似ており、700年前後と推定される。
またこの古墳の石室に描かれた壁画にも多くの共通点がある。

著者はこの二つの壁画の画家は同じであり、唐への留学生だったと推測する。
そして中国の古代思想(日本に大きな影響を与えた)や絵画資料を参照しながら壁画に込められたメッセージを読み解いている。
この本を読んであの日、高松塚古墳に行かなかったことを後悔させられた。

奈良時代 この75年間を1年も飛ばさず毎年一つのトピックスを書いている

次に読んだのが「奈良時代一周 まほろばを歩く」(米村多加史著)だ。
古代へのロマンは、「まほろば」、「いかるが」などの言葉の響きに惹かれるところが多い。
この本は、710年に元明天皇が平城京に遷都してから784年に桓武天皇が長岡京へ遷(うつ)るまでの75年間をいう。

この75年間を1年も飛ばさず毎年一つのトピックスを書いている。
面白く読める上に歴史の流れがわかり勉強になった。
また同時に明日香村同様に、訪れて見たい場所や建物が新たに見つかった。

奈良時代を知った後、今度は奈良時代までの明日香(平城京への遷都の前は飛鳥時代と呼ばれ、思想や文化、国家体制が大きな変革を迎えた時代)がどうだったのか知りたくなった。

この本ではなぜ飛鳥、藤原の地で古代国家が誕生したのか、日本文化の礎がどの様に形成されたのかを書いている

皆さんも気になっていると思うが、「明日香」と「飛鳥」の違いは何なのか。
奈良時代にできた「古事記」、「日本書紀」では、飛鳥と表記される事が多く、「万葉集」では飛鳥と明日香の両方が使われるが、明日香の用例が圧倒的に多いという。

また飛鳥時代は、592年に推古天皇が豊浦宮(とゆらのみや)で即位して以来、710年に平城京に遷都するまでの120年間を指す。
こうした明日香(飛鳥)のことを教えてくれたのが、「飛鳥むかしむかし 飛鳥誕生編」(奈良文化財研究所編・早川和子 絵)だ(もう一冊、「国づくり編」がある)。

この本ではなぜ飛鳥、藤原の地で古代国家が誕生したのか、日本文化の礎がどの様に形成されたのかを書いている。
この本の絵を担当した早川さんが当時の様子を視覚から理解しやすいように書いているのがいい。

私の古代ロマンへの思いはますます強くなりそうだ。

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