活動日誌−服部こうき

【19.01.30】2月18日に来年度予算案の説明会 長期財政見通し(更新版)は「オオカミ少年」にならないか

財政調整基金が枯渇する 実際には44億円の残高

いよいよ2月だ。
18日には来年度予算案の議会への説明がある。
その時の資料の一つに「長期財政見通し」(平成29年度から37年度)(更新版)がある。
大事な資料だが、これまでにも何度も「財政見通し」なる資料が出されている。
私の手元にあるものでいえば、最初が平成22年3月に出された「中期財政見通し」(平成22年度から26年度)だ。
この時には、このまま行けば財政調整基金(家庭でいえば普通預金にあたる)が枯渇し、予算が組めなくなるとして向こう5年間、毎年5億円の削減を掲げていた。
ところが実際には5億円の削減などできずに終わったが、平成26年度末の財政調整基金は「枯渇する」どころか44億円もの残高になっている。
これほど狂った予測も珍しい。

平成29年度には財政調整基金が29億円ほどになると予測されたが、実際には35億円の残高(平成29年度決算)

あまりにも狂いがひどいので平成24年2月に「見直し」(平成24年度から28年度)を出した。
この時にも「平成28年度には各基金が枯渇する(6億6千万円ほどのマイナスになる)」として「行財政改革の推進」が掲げられた。

しかしこれもたいした「改革」は行われなかったが、実際には平成28年度の末の財政調整基金の残高はまたしても40億円となったのだ。
またしても予測が大きくはずれている。

そして、平成27年2月に「中期財政見通し」(平成27年度から31年度)が出され、向こう5年間で55億円の財源不足が生じ、平成31年度末には財政調整基金が28億円減少し、17億円となるというものだ。
この時、平成29年度には財政調整基金が29億円ほどになると予測されたが、実際には35億円の残高(平成29年度決算)となっており、これも6億円ほどの誤差が生じている。

これまでの「見通し」がなぜ大きく狂ってしまったのか、歳入に問題があったのか、歳出に問題があったのか、両方なのか

直近では、平成30年2月に「長期財政見通し」(平成29年度から37年度)が出され、最終年の37年度には財政調整基金が10億円になるという見通しを示した。

そして今回、「長期財政見通し」の更新版が出されるが、「オオカミ少年」になることはないのか注視したい(「オオカミ少年」とは何度も嘘をついた少年が本当のことを言ったのに誰にも信用されなかったという話)。

そうならないためには、これまでの「見通し」がなぜ大きく狂ってしまったのか、歳入に問題があったのか、歳出に問題があったのか、両方なのか、また歳入とすればどの項目(例えば地方交付税の額)が大きく狂ったのかなどを検証した上で作成しないとまた同じ誤りを繰り返すことになる。

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