活動日誌−服部こうき

【19.01.05】機構改革 総合政策部への権限の集中に問題はなかったのか

機構改革前は企画総務部と財務部という独立した部署が一つになり総合政策部となった

正月休みが過ぎ、4日から仕事の人もいる。
今年は3日間とも天候が安定し、冬らしかった。
箱根駅伝も天候に恵まれ、好記録が続出した。

さて、昨年4月から実施の機構改革だが、検証してみる必要がある。
特に「管理部門の一元化」として行われた総合政策部の設置に問題はなかったのかを検証する必要がありそうだ。
機構改革前は企画総務部と財務部という独立した部署が一つになり総合政策部となった。
これにより従来の企画、総務部門に加えて財務部門も一つの部になった。

これまで財務部では、「行政改革」、「予算」、「財産管理」、「入札・契約」、「工事の設計の審査・工事の検査」、「税の賦課・徴収」を担当していた。
これらがすべて総合政策部の権限となった。

一つは亀山駅周辺整備事業の予算の執行率がわずか3%にとどまり、15億円近くが翌年度へ繰り越すという異常な予算執行や突然、出てきた鈴鹿農協への土地提供で1億円もの予算をポンと出すなどだ

例えばこれまでなら企画側が提案したことを財務側が予算上、問題がないかチェックする体制だった。
ところが今は企画も財務も一人の部長の権限で判断する。

この1年間、問題となったことを振り返ってみると、一つは入札・契約問題で様々なことが浮き彫りになった。
「最低制限価格の設定がない」、「補助金を交付する事業での入札に市がどこまで関与するのかの基準がない」などだ。

さらに昨年12月議会では、予算の問題が浮き彫りになった。
一つは亀山駅周辺整備事業の予算の執行率がわずか3%にとどまり、15億円近くが翌年度へ繰り越すという異常な予算執行や突然、出てきた鈴鹿農協への土地提供で1億円もの予算をポンと出すなどだ。

組織論として推進する側とチェックする側(場合によってはブレーキをかける)が同一人物では問題があることは明らかだろう

こうしたことが推進する側(企画サイド)と財政面からチェックする側(財務サイド)でうまくバランスが取れなければ、アクセルだけでブレーキのない車のようになる。

組織論として推進する側とチェックする側(場合によってはブレーキをかける)が同一人物では問題があることは明らかだろう。

櫻井市長にとっては企画側と財務側が一元化されれば自分のやりたいことがスピーディに実行できるが、果たしてこれでいいのか。

断っておくが、これまで財政部門がきちんとチェック機能が果たせたとは考えていない。
しかし組織として別々にしておくことでチェック機能が働く余地があるということだ。

この問題は今後も注視していきたい。

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