活動日誌−服部こうき

【18.12.31】思いがけない本との出会いが・・・ 書店の楽しみ方

高校野球ファンの一人として今の甲子園大会の有り様は問題が多いと感じている

いよいよ今日で今年が終わる。
年末には見るべきテレビもないので読書になるが、書店に足を運び本を眺めるのが楽しい。
今はどんな本が出されていてどんな本が売れているのかを知ることができる。
そして何よりも思いがけない本との出会いが楽しい。

このブログでも何度か取り上げてきたが、高校野球ファンの一人として今の甲子園大会の有り様は問題が多いと感じている。
そんな気持ちを代弁してくれた2冊の本に出会った。
一冊は、「甲子園という病」(氏原英明著 新潮新書)で、もう一冊が「空に向かってかっ飛ばせ! 未来のアスリートたちへ」(筒香嘉智著 文藝春秋)だ。
プロ野球横浜DeNAベイスターズの筒香選手の本は何かの書評で読みたいと思っていた本だが、「甲子園という病」は「思いがけない出会い」の本だ。

感動ストーリーをつくり出したメディアが、彼ら高校球児の人生を背負うわけではない

書店に行くとまず、新書のコーナーに行く。
〇〇新書という名の各出版社の本が並んでいる。
新書版は安くて様々な分野の本があり、眺めていても楽しい。

話は戻るが、「甲子園という病」という本の帯には、「壊れる投手、怒鳴る監督、過酷な日程、考えない選手・・・ このままでいいのか」とあった。
著者の氏原氏は「はじめに」で次のように書いている。
「投手がその身を焦がして200球の熱投をしている、あるいは故障を隠して足を引きずりながらプレーを続けていると、朝日新聞社を中心とした“甲子園メディア”は、そうした高校球児の姿勢を『感動ストーリー』としてかき立てる。
(中略)甲子園メディアは、そこに追随せざるを得ず、その根底に横たわる本当の問題には目を向けないのだ。
かくいう私も、そのうちの一人だった。
(中略)感動ストーリーをつくり出したメディアが、彼ら高校球児の人生を背負うわけではない。
また、高校野球を取り巻いている大人たちも、彼らの人生の責任を取るわけではない。
犠牲となるのは常に高校球児、つまりこどもたちなのだ。
私は、そのことに早く気付いて欲しいと思った。」
と書いている。
長くなったが、彼が本を書いた意図を知ってもらうために紹介した。

日頃から思っていたことに応えてくれた素晴らしい本との出会いだった

もう一冊の筒香選手の本も同じ立場からの本だ。
エピローグでは、「僕がこの本を書こうと思ったのは、子どもたちに野球の楽しさそのものを取り戻してもらいたかったからです。
野球をやるこどもたちがどんどん減っているのに、根本的な問題がほとんど話し合われていないように感じたからです。」
と書いている。

筒香選手がこんな思いを持った選手だと初めて知った。
これからは彼を見る目が変わると思う。

この2冊を一気に読んだが、私も氏原氏同様、「そのことに早く気付いて欲しいと」思っている一人だ。
日頃から思っていたことに応えてくれた素晴らしい本との出会いだった。
(注)右上の本は合わせて購入した本だ。

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