活動日誌−服部こうき
【18.12.27】亀山駅周辺整備事業の資金計画の内訳が示される 保留床は市に高く、民間に安くなのか
公益施設（図書館）の保留床 地下駐車場などで９億円の増
役所の仕事も明日で終わる。
議会の会議は、今日の亀山駅周辺整備事業特別委員会が最後だった。
前回、１２月議会中の１３日に開かれたが、その時は「基本設計」と事業計画の説明を受けた。
その時に要求したのが資金計画の詳しい資料だ。
今日その資料が出され、委員から様々な質問や意見が出された。
特に「床単価の設定」に議論が集中した。
委員：権利床（権利者が権利変換後に手に入れるマンション）の床単価が３６万３千円／�屬如∧殞云押僻稜笋垢襯泪鵐轡腑鵝砲両加渦舛�３１万２千円／�屬硲桔�円ほどの差があるのはなぜか。
市：販売するには経費がかかり、その分を含めれば同じ程度になる。
委員：公益施設（図書館）の保留床の額が昨年３月の資料と比べると１３億円から２２億円に９億円増えているのはなぜか（国と市が半分ずつ負担するので市の負担増は実質４億５千万円）。
市：物価上昇、作り付けの図書館の書棚、地下駐車場（５０台）のために増加した。
結局、民間に安くした分市が負担することになるのではないか
服部：公益施設（図書館）の保留床の床単価４７万円／�屬砲蓮�地下駐車場が入っているが、マンションの床単価には駐車場の分は含まれているのか。
市：定款に「参加組合員に与えられる保留床等の概要等」に住宅デベロッパーの（株）マリモの「負担金の額」として「専有面積坪当たり１０３万円」という規定があり、土地も含むので駐車場も含まれた額（他の委員からの再度の質問に「マリモ」に確認するとのこと）。
服部：公益施設（図書館）の床の購入額４７万円／�屬般唄屬両欧旅愼�額３１万２千円／�屬任蓮■隠極�円も高くあまりにも差がありすぎる。
民間は商売が成り立つように安くして、市には高く売るということか。
市は否定したが、公益施設の保留床処分金２２億円のうち、地下駐車場分は４億８千万円と答弁。
服部：昨年の資料では、公益施設の保留床は１３億円（うち市負担分が６億５千万円）だった。
当時の財務部長はこの額について市が出せる限度の額と言ったが、今回は公益施設（図書館）の保留床は２２億円（市の負担分は１１億円）で、４億５千万円も増えている。
結局、民間に安くした分市が負担することになるのではないか。
市民が納得すると思うか。
市長が長々と答弁したが、要は「これでいい」ということだった。
権利者の中で会うことも拒否している人がいて、全員合意ができない中では工事ができない
小坂議長からこの資金計画を議論する前提が問題だと指摘がされた。
つまり、権利者の中で会うことも拒否している人がいて、全員合意ができない中では工事ができない。
どんな資金計画を立てても実際に工事に入れなければ、この事業は頓挫する。
市長は直接、会って説得するということは考えないのかと質した。
市長はいつも通りの「丁寧に対応する」とだけ述べた。
今日の特別委員会の議論で明らかになったのは、資金計画は十分説明できるものではないし、この事業が抱える根本の問題（全員合意がない）が解決しない限り、前には進まないということだ。
