活動日誌−服部こうき

【18.10.05】昨日は亀山駅周辺整備事業対策特別委員会 いつの間にか道路や駅前広場まで組合施行に

委員から「全くこれまでの説明と違う」、「なぜ、道路や広場まで含める必要があるのか」、「こんなにころころと計画が変わってしまうとわけがわからなくなる」などの批判が一斉に出た

これほどころころと変わる事業も珍しい。
昨日の亀山駅周辺整備事業対策特別委員会では、9月に市のHPにアップされた「市街地再開発事業の施行地区となるべき区域の公告について」の説明があった。

これまでずっと組合施行の市街地再開発事業は、2ブロックだけでそれに接する拡幅予定の市道や駅前広場は道路事業として市が行い、2ブロックの再開発ビルやマンションだけが組合施行となっていた(上の写真でわかるように色を変えて事業の違いを示している)。

ところが今回の「公告」では、2ブロック以外の道路や駅前広場もすべて組合施行とし、国の交付金も一括で組合に交付され、事業のすべてが組合施行となる。
これに対して委員から「全くこれまでの説明と違う」、「なぜ、道路や広場まで含める必要があるのか」、「こんなにころころと計画が変わってしまうとわけがわからなくなる」などの批判が一斉に出た。

議会無視のやり方 西口副市長が「お詫びしたい」と述べた

市は、国と折衝する中で国の方から示されたといい、このやり方の方が補助金が多く、事業も一体的に進められるので年数を短くできるなどと答弁。

私は副委員長なので委員が一通り意見を言うのを待って発言した。
一つは、こんなに大きな変更を内容とするこの「公告」を9月中旬にHPにアップしながら、特別委員会の正副委員長に全く話がなく、この日の議題に入れたのも私が指摘したからだ。
そこで「これまでも幾度もあったがまたしても議会無視が行われた。これでは信頼関係など成り立たない。」と厳しく批判した。
最終的に西口副市長が「お詫びしたい」と述べたが、謝って済む問題ではない。

次にこのすべてを組合施行とするやり方の方が交付金か多いというが、その根拠となる国の資料や交付金の違いが具体的にわかる資料の提出を求めた。

今回、区域を広げたことで権利者が増え、その面積も大幅に増えることになり、従来、2ブッロクだけで法的に組合設立が可能な3分の2以上というハードルが下がることになり(この事業に不同意の人の割合が小さくなる)、それを狙ってのことではないかと質した

さらに今回、区域を広げたことで組合員が増えた問題を質した。
市の説明によれば、これまで同意を必要とする2ブロックの所有権者は14人だったが、今回区域を広げたことで2ブッロクの北側や3ブッロク、駅前広場の同意を必要とする所有権者は15人おり、合計で29人となったとのこと。
さらに所有権者とは別に借地権者は、現在、公告で申告を受け付けている途中(11日まで)なので未定とのこと。

今回、区域を広げたことで権利者が増え、その面積も大幅に増えることになり、従来、2ブッロクだけで法的に組合設立が可能な3分の2以上というハードルが下がることになり(この事業に不同意の人の割合が小さくなる)、それを狙ってのことではないかと質した。
市は否定したが、何としても推進したい国や市の思惑を考えれば的外れではないだろう。

とにかく、市が推進側に立って地域の権利者のことは犠牲にしてでも早く事業を進めたいという思惑だけが明らかになった。

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