活動日誌−服部こうき

【18.07.06】加太の風力発電 経済産業省の「環境審査顧問会風力部会」で審議された

今年の3月15日で、学者などの専門家などが事業者に色々と質問

梅雨の時期は雨が降り続くものだが、それはうっとうしいぐらい“しとしと”とだ。
今回の雨はそれとは違う。
台風でもないのに、各地で強く激しい雨を降らせている。

亀山市でも午前0時47分に災害対策本部が立ち上げられた(現在、大雨警報が発令中)。
坂下や加太での雨量が多く、今後も降り続くため心配だ。
被害の出ないことを祈るばかりだ。

前置きが長くなったが、昨日、風力発電が計画されているウインドパーク布引北風力発電事業についての経済産業省の「環境審査顧問会風力部会」の議事録を読んだ。
日時は今年の3月15日で、学者などの専門家などが事業者に色々と質問をしている。

土砂災害特別警戒区域に指定されている神武谷川沿いの進入路は使わない

随分長いので、原文は経済産業省のHPで「環境審査顧問会風力部会」で検索して読んで欲しいが、興味深いところをいくつか紹介したい。

一つは、顧問から「現状では、2,000㎾でそのまま行くという前提でよろしいでしょうか」と聞かれた事業者は、「基本的に2,000㎾級ですね。限定はできませんが、2,000㎾級で検討」と答えている。
計画では「単機定格出力2,000㎾級〜4,000㎾級」としており、方向修正かなとも取れる。
二つ目には、低周波音について「住民の不安の声が非常に高い」ことが顧問から指摘され、様々な意見が他の顧問からも出ていることだ。
三つ目には、顧問から「対象事業実施区域から北側に亀山市側に延びて「く」の字に曲がっているところは、もう使用しないということでよろしいでしたか」(つまり、土砂災害特別警戒区域に指定されている神武谷川沿いの進入路のこと)という問いに、事業者は「現状の調査におきまして極めて急峻な地形でございますので、調査はいたしますが、この道路については活用の塾度は極めて低いという考え」と答えている。
この答えに対して顧問から「そこを使うと若干心配があったのですが、そこを使わないということであれば余り問題はないのかなと思います」と述べている。

顧問から「風車の位置と周辺住民との関係が気になる」、「キーワードとしては住民対応」という指摘

4つ目は、顧問から水源かん養保安林が分布していることが指摘され、事業者は「水源かん養保安林等の保安林については、まだ事前協議の方は行っていない」と答えている。
5つ目は、顧問から「全域が(風化した)花崗岩のような形になっている」との指摘に事業者は「全域が風化して真砂土(まさど)化しているとという風には考えていない。調査して風化が進んでいる箇所については回避」と答えている。
6つ目は、顧問から「植生の方でいくと、恐らく立地は厳しい点があるかなと思いました」、「真砂土がどの様に分布しているかということが非常に気がかり」などと指摘。
7つ目に、顧問から「風車の位置と周辺住民との関係が気になる」、「キーワードとしては住民対応」という指摘。

以上のようなやり取りがされた。
読んで見て顧問は様々に指摘はしているが、最後は「それなら結構です」というようなやり取りが多く、最後までは突き詰めていかないのかという物足りなさが残った。
また事業者もはっきりと答えることが少なく、含みを持たせた答弁になっている。
それでもこういう場で議論をされる事は大事なことだ。

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