活動日誌−服部こうき

【18.06.14】昨日の乗合タクシー制度とタクシー券の質問 高齢者の閉じこもり防止が閉じこもり促進へ変質してしまう

通院などでのタクシー券の利用が制度の目的に反しないこともあえて答弁で確認

昨日の質問は、高齢者の外出支援であるタクシー料金助成事業と公共交通としての乗合タクシー制度は全く位置づけの違うものとして質すことが大きな目的だった。

まず、タクシー料金助成事業が始まった時点からのこの事業の目的や成果を確認することからスタートした。
基本にあるのは、平成19年6月定例会での保健福祉部長の答弁。
「対象者と交付枚数の考え方ですが、高齢者や障がい者の方々が各医療機関に通院したり、また買い物や各種会合、イベントなどに積極的に外出していただき、介護予防にもつなげていただくため、家族等の支援が受けられないなど移動が困難な方の足を確保する観点から後期高齢者である満75歳以上の高齢者世帯と重度障害者を対象」にしたというもの。

市の答弁により、通院であろうと買い物であろうと外出支援が目的であり、その効果はあったということが確認できた。
最近になってタクシー券が主に通院や買い物に使われ、当初の目的と違ってきているなどと的外れな答弁があったので、通院などでのタクシー券の利用が制度の目的に反しないこともあえて答弁で確認した。

最後にあまりにも問題が多く10月実施は到底、無理であり、実施時期の延期と数年間の試行で、検証と見直しを行い、より良い制度に改善していくよう求めたがこれも「その考えない」と答弁

これを踏まえて乗合タクシー制度に質問を移した。
この制度はどこへ行っても議論となり、批判が次々と出される。
それはとても公共交通として十分機能しないこの制度を作ったことをもってタクシー券を廃止することへの批判だ。

質問では市民から出されたいくつかの意見を紹介し市の見解を質した。
「地域停留所から地域停留所への運行ができないのか」、「予約の手続きなどをもっと簡略化できないのか」、「通院の場合、往復の予約をしなければならないが帰りの時刻が未定では予約もできない」、「この制度の導入で運転免許の返納が進むのか、また、タクシー料金助成事業を継続しなくても市民の移動の自由は保障されると考えているのか」などを質したが市民の疑問、批判に真面目に答える答弁はなかった。
ただただ今のままで10月実施したいというのがありありとわかる答弁に終始した。

最後にあまりにも問題が多く10月実施は到底、無理であり、実施時期の延期と数年間の試行で、検証と見直しを行い、より良い制度に改善していくよう求めたが、これも「その考えない」と答弁。

結局、高齢者の閉じこもり防止で始めたタクシー券を公共交通としてほとんど機能しない乗合タクシー制度に移行することで廃止すれば、閉じこもりを推進することになると指摘した。

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