活動日誌−服部こうき

【18.06.03】どこで聞いても批判が続出 乗合タクシー制度

市民の皆さんが批判する点は、一言で言えば「乗合タクシー制度は行政とタクシー会社の都合だけで考えられており、市民の都合は考えられていない」というものだ

昨日は朝から日差しが強かったが、野村まち協のグランドゴルフ大会があり亀山公園へ出掛けた。
挨拶で今、どこへ行っても乗合タクシー制度が話題になり批判の声が多いことと根本の問題として公共交通として位置づけられている乗合タクシーと高齢者の外出支援であるタクシー券という位置づけが全く違う二つをセットで考えている点にあると話をした。

市民の皆さんが批判する点は、一言で言えば「乗合タクシー制度は行政とタクシー会社の都合だけで考えられており、市民の都合は考えられていない」というものだ。

まず利用できる時間が午前10時から午後3時というのは、タクシー会社の都合だ(早朝や夕方はタクシーの利用が多いため対応できない)。
また市は現在のタクシー券は交通不便地域には対応していない(郊外から市街地への移動は多額になる)という。
しかし今回の乗合タクシー制度でも加太地区の人は、関小や加太小校区なら基本(Aゾーン)の500円(単独乗車)で行けるが、白川小や神辺小校区へ行く場合は基本の2倍の料金であり、それ以外の校区へは基本の3倍の料金を払わなければならず、この制度でも「交通不便地域には対応していない」わけだ。

地域停留所から地域停留所は認められていないため不便が生ずる

運行方式にもいくつも問題がある。
乗合タクシーが利用できるのは、|楼萃篶噂蝓奮銅治会で1〜2箇所)から特定目的停留所(公共施設や年間5万円を負担する民間施設)、特定目的停留所から特定目的停留所、F団衞榲停留所から地域停留所の3つの系統だ。

しかし地域停留所から地域停留所は認められていないため不便が生ずる。
例えば私の家の近くにクリニックがあるが、特定目的停留所になってもらえない場合はここへ来るにはクリニックに最も近い南野の地域停留所を利用するしかないのにそれはできない。

高齢者にとって大変なのは、予約方法だ。
市の資料によれば、利用する前に予約センターに電話して‥佻身峭罅↓¬樵亜↓E渡暖峭罅↓ね用希望日、ネ用時間、出発地、目的地を伝える。
前日の予約受付(午後3時まで)終了後、午後3時から5時までの間に利用者に単独乗車か乗合か、何時にどこの停留所へタクシーが来るのかの連絡が来るという仕組みだ。
これだけのことを高齢者がきちんとできるだろうか大いに疑問だ。

財政的には、2,400万円のタクシー券をやめても乗合タクシーで新たに2,000万円の支出が生じることになり、財政負担の圧縮には大きな貢献はない

櫻井市長はタクシー券による財政負担を減らしたいらしいが、高齢者で見ればタクシー券は決算(実際に使った額のみ)で年間2,400万円の支出がされている。

一方、乗合タクシー制度も市の財政負担がある。
市が例であげているように、川崎地区の人が地域の停留所からあいあいへ行く場合、タクシーで行けば通常2,350円かかるが乗合タクシー料金は500円。
2,350円−500円=1,850円は市の負担となる。

昨年の議会の答弁では、乗合タクシー制度による市の財政負担は軌道に乗るとみられる3年目で年間2,000万円と述べている。
財政的には、2,400万円のタクシー券をやめても乗合タクシーで新たに2,000万円の支出が生じることになり、財政負担の圧縮には大きな貢献はない。

色々と乗合タクシー制度を見てきたが、問題が山積みでありとてもタクシー券をなくすことにはならない制度設計だ(そもそも位置づけの違う二つを並べて議論することがおかしいのだが・・・)。

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