活動日誌−服部こうき
【18.02.26】全国学力テストで、10年連続で上位の福井県 県議会が学力テストの見直しを求める意見書を可決した
意見書は、「学校の対応が問題とされた背景には、学力を求めるあまりの業務多忙もしくは教育目的を取り違えることにより、教員が子どもたちに適切に対応する精神的なゆとりを失っている状況があったのではないかと懸念するものである」と指摘
昨年3月に、福井県の中2男子生徒が担任の行き過ぎた叱責が原因で自殺した問題で、昨年12月19日、福井県議会が教育行政の抜本的な見直しを求める意見書を可決した。
福井県は、文部科学省の実施する全国学力テストで、10年連続で上位の成績を続けている。
いわば文科省方針を忠実に実践している「模範県」なのだ。
それが教員の多忙を生み、生徒と適切に向き合えず、自殺につながった。
そこを福井県議会は反省し、意見書(反対1)を圧倒的多数で可決した。
福井県議会の意見書
鈴木英敬三重県知事や亀山市教育委員会もこの学力テストの順位を上げることに血眼になっているが、福井県議会の意見書にこそ学んで方針を改めるべきだ。