活動日誌−服部こうき

【17.12.26】介護保険料 来年度から基準額が月5,792円へ月101円(年間1,212円)の値上げ 第7期介護保険事業計画(案)が示された

10月補正後で11億6千万円の基金がある(年度末にはさらに増える)のだからもう2〜3億円取り崩せば、値上げをせずにすんだのではないかという意見

昨日は今年最後の議会の会議である鈴鹿亀山広域連合臨時議会だった。
補正予算を可決した後、懇談会に移り来年度から3カ年の第7期介護保険事業計画(案)の説明を受け、少しだが質疑をした。
この案については、来年1月9日から2月8日までパブリックコメントが実施されるのでぜひ意見をあげて欲しい。

市民にとって一番身近な問題は、3カ年間の介護保険料がいくらになるかだろう。
結論から言えば、基準額が月5,792円で第6期(平成27年度〜29年度)と比較して月101円(年間1,212円)の値上げになる。
基準額というのは、11段階ある保険料のうち基準となる額(第5段階)で、所得の少ない人はこれよりも保険料が低く、所得の多い人は保険料が高い仕組みとなっている。

議論の中で、今回の保険料の算定にあたって介護給付費準備基金積立金を5億円取り崩し、値上げ額を抑えているが、10月補正後で11億6千万円の基金がある(年度末にはさらに増える)のだからもう2〜3億円取り崩せば、値上げをせずにすんだのではないかという意見が鈴鹿の橋詰議員から出された。
これに対して、介護保険制度の改正が不透明な部分があることを理由にこれ以上の取り崩しはできないという答弁だった。

今回の算定でも収納率100%で保険料を計算すれば、月5,694円となり、月98円が上乗せされていることになる

この介護保険料の算定は、保険料収納必要額(計画期間のサービス提供及び地域支援事業の実施のために、保険料として実際収入される必要がある金額)が示され、その保険料の収納率(今回は98.3%−実際に保険料を支払う人の割合)を想定し、その収納率でも必要な額が確保できるように保険料賦課総額(被保険者に負担を求める保険料の総額)を計算する。

ここでいつも疑問に感じるのが、保険料額を決める時に始めから100%の人が払うという前提ではなく、98.3%の人しか払わない(払えない)という前提に立ち、1.7%の分も支払うであろう98.3%の人の保険料に上乗せしていることだ。

今回の算定でも収納率100%で保険料を計算すれば、月5,694円となり、月98円が上乗せされていることになる。
普通に考えて私たちが参加する組織の会費を決める場合、最初から払わないであろう人を除いて払う人の頭割りで会費を計算するかということだ。

その上、質疑で出されたが収納率の実績は98.6%なのに、98.3%で計算している点もおかしいと指摘された。
今回は保険料のことしか書けなかったが、計画(案)を読んでいただき、ぜひ、パブリックコメントで意見を出して欲しい。

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