活動日誌−服部こうき

【17.12.12】亀山駅周辺整備事業を質す このまま進めてはならないことがはっきりとした

市長に全員の合意が得られるまで着手しないよう求めたが、合意を得る努力はすると答弁しながら全員の合意を得るまでかからないとは言わなかった

今日は一般質問の1日目。
午後1時から亀山駅周辺整備事業について一般質問をした。
今回は特別委員会で公開された駅前での様々な会議での地権者などの発言をもとに問題点を質した。

まず、計画では駅前商店街通りを12m〜14mに拡幅し、現在の一方通行から対面通行の道路に拡幅する。
そのためには、2ブロックで5m、3ブロックで1.5mそれぞれ下がらなければならない。
店舗や住居が道路にかかる家が多いので、全員の地権者の合意がなければ工事はできない。

そこで、市長に全員の合意が得られるまで着手しないよう求めたが、合意を得る努力はすると答弁しながら全員の合意を得るまでかからないとは言わなかった。
これではこの事業に納得していない地権者を無視して工事にかかることになり、いわば「あとはあなただけですよ」という圧力をかけることになり、絶対にやるべきではないと強く求めた。

御幸7号線は、車一台が通るのがやっとの道路でこの道で鉢合わせすれば、どちらかがバックするしかない

また、3ブロックと4ブロックの間の行き止まりの狭隘道路を6mに拡幅し、理容さくらいから文化会館に通ずる道路に接続し、行き止まりを解消する計画があり、9月議会でこの道路の市道認定がされた(御幸8号線)。

ところがこの道路を通って駅前広場へ出るには、もう一つの狭隘道路(御幸7号線)を通らなければならい。
この御幸7号線は、車一台が通るのがやっとの道路でこの道で鉢合わせすれば、どちらかがバックするしかない。

こんな状態が起きることが予測されるのに、御幸8号線の工事を進めるという。
こんな道路づくりはやるべきではないと指摘し、御幸8号線をどうしてもやるのなら御幸7号線と合わせてやるべきだと求めた。

この計画は、見直しをして再開発事業以外の手法で再検討すべきだと指摘した

もう一つは、2ブロックの基本計画や基本設計をする業者を選定するプロポーザル方式についてだ。
この発注者は、再開発準備会であり上限額9,700万円という契約は、選定された業者とこの準備会が結ぶ。

ところがこの準備会は、大きなお金をもっていないので金融機関から融資を受けて資金をつくることになるが、その返済は準備会がしなければならない。
この準備会は、その後設立予定の再開発組合になるが、その組合が保留床の処分などでお金が入ってはじめて資金ができる(何年先になるのか、事業が頓挫すればどうするのか)。
その間、誰がどのようにこの何千万円という借金の返済をしていくのか質したが、結局、準備会が資金をつくって返済するという答弁しかなかった。

駅前の地権者の人たちの声をもとに問題点を質したが、どれも計画通り進められるので解決するというような答弁であり、事業が頓挫した場合などのリスクはほとんど考えられていないことが明らかになった。
これでは地権者などの疑問や不安は解消されず、事業も計画通り進むとは思えない。
この計画は、見直しをして再開発事業以外の手法で再検討すべきだと指摘した。

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