活動日誌−服部こうき

【17.12.03】「中電水力、リニアにやきもき - 大井川流量、工事で減少」 昨日の中日新聞の記事 小さな扱いだが、問題は大きい

JR東海は導水路を使って水を可能な限り中下流で戻す計画だが、発電に悪影響が出る可能性もあり、難しい対応を迫られそうだ

昨日、たまたま中日新聞の一つの記事に目が止まった。
記事は以下の通り。
『リニア中央新幹線建設に伴う大井川(静岡県)の流量減少の影響を、中部電力が注視している。
同社の利益の源となる水力発電量に直結するためだ。
JR東海は導水路を使って水を可能な限り中下流で戻す計画だが、発電に悪影響が出る可能性もあり、難しい対応を迫られそうだ。
「発電にまったく影響がないとは思えない」。
中電の水力関係者はこう語る。
大井川水系には13の水力発電所と30のダム・堰堤(えんてい)がある。
水力は火力や原子力とは違って燃料費もいらず低コスト。
中電は東日本大震災後、「一滴も残らず電気に変える」として、水資源の最大限の活用を目指してきた。

JR東海は南アルプスのトンネル工事で、何の対策も講じなければ、トンネル内に湧水が出るなどして大井川の流量は毎秒2トン減ると試算

JR東海は南アルプスのトンネル工事で、何の対策も講じなければ、トンネル内に湧水が出るなどして大井川の流量は毎秒2トン減ると試算。
環境面に配慮し、トンネル工事現場から導水路を建設して少なくとも毎秒1.3トンの水を大井川に戻す計画を立てている。
高低差で導水路に水が自然に入るようにするほか、低い場所に流れた水はポンプでくみ上げる。

導水路は長さ11キロに及ぶ見通し。
JR東海は中流の畑薙(はたなぎ)第1発電所までには本来の流量に戻したい考えだが、それより上流の発電所では従来の水量を確保できるか不透明だ。
中電の勝野哲社長は2017年11月末の会見で、発電所の発電量が減った場合「(JR東海と)何らかの協議をすることも出てくる」と言及。
一方で「まだ具体的な話はない」として、当面は静観する構えを見せた。

自然を人間がすべてコントロールできるという「おごり」が招いた事態

大井川の流量減を巡っては流域自治体や利水団体が対策に関する協定を結ぶ予定だったが、地元窓口である静岡県の川勝平太知事が「(JR東海が)水の全量を戻すと明言していない」と発言し、協定締結の動きは見通せなくなっている。

JR東海広報はトンネル工事について「水資源の利用に影響を生じさせないよう確実に取り組んでいく」と説明。
上流部で影響が考えられる場合には「電力会社などと協議し、必要な措置を講じる」としている。』

自然を人間がすべてコントロールできるという「おごり」が招いた事態だが、水力発電や流域自治体への水源、利水団体への影響が出る。
「失敗でした」とか「想定外の事態だった」等ではすまされない。
こんなにまでしてやらなければならない事業ではない。
中止すべきだ。

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