活動日誌−服部こうき

【17.11.29】次々と明らかになる製造大企業の不正 利益優先のツケが回ってきた

共通するのは、「安全より利益」、「現場・労働者の軽視」だ

次々に明らかになる大企業の不正。
今、日本のものづくりが揺らいでいる。
日産自動車や神戸製鋼所などに続き東レ(日本経団連榊原会長が社長、会長を務めた)でも・・。

共通するのは、「安全より利益」、「現場・労働者の軽視」だ。
これらが「現場の力」を奪い、製造業の土台を掘り崩した。
神戸製鋼所が発表した報告書には、原因について「収益評価に偏った経営」と認めている。
安全よりも「納期優先」だったことも。

無資格者による完成車検査をしていた日産は長年、人員削減をしてきた。
その結果、現場は疲弊した。
第三者調査チームの報告書は、検査員の不足を放置して生産拡大を推進したことが無資格検査につながったと指摘。

亀山市も経費削減を掲げ、市民サービスより人員削減、効率化などに走っているが、職員が疲弊し不正や不祥事を生む背景になるのではないかということだ

従業員が声を上げられない現場で不正が横行していたのも事実だ。
日産の報告書では「内部通報すると報復される可能性があると思った」と労働者が声を寄せている。
「生産性向上」を名目に製造大企業は、会社に批判的な労働者を排除してきた。
今回の問題は、そのツケが回ってきた。

目先の利益ではなく、雇用や地域経済など大企業の社会的責任を果たす経営方針への切り替えが必要だ(11月28日しんぶん赤旗の記事を要約)。

この記事を読んで感じたのは、私の若い頃と違って労働組合が弱体化(労使協調路線がより強まった)し、組合が会社に対してものを言うことが本当に少なくなったことが原因の一つだということ。
もう一つは、亀山市も経費削減を掲げ、市民サービスより人員削減、効率化などに走っているが、職員が疲弊し不正や不祥事を生む背景になるのではないかということだ。
このことを民間大企業のことと見ないで自らの姿を見直すべきだ。

12月の『こうきの議会報告』で異常な職員体制の問題を取り上げているのでぜひ読んで欲しい。

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